富山県立大学 研究室ガイドブック2024 工学部
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OPOOOOOPFFFSiNNSiFFFLiberal Arts and SciencesLiberal Arts and Sciencesケイ素(Si), リン(P)と炭素共役系のハイブリッド61曲面共役系の構築青色蛍光色素によるフラーレンの分子認識リポートリポート球状分子フラーレンの分子認識准教授 川崎 正志准教授 山村 正樹黄色蛍光色素新しい光学活性な香気化合物を合成し、両鏡像体間のにおいの違いを評価しています。右の図の上は石けんの香り付けに使われている物質です。しかし、この物質はR体と呼ばれる分子とS体と呼ばれる分子が混ざった状態です。人間の鼻はR体とS体とを区別できる可能性があります。もしかしたら一方はいいにおいでもう一方はそうでないかもしれません。実際にR体とS体を作り、においをかいでみたところ、やはり違っていました。他にもたくさん例がありそうです、これを調査しています。発光、導電性、分子認識 など様々な機能を有する有機典型元素化合物の開発を行っています。有機化合物の種類は、原子の組み合わせによって無限に存在します。その中でも、発光(光を発する)、導電性(電気を流す)、分子認識(特定の分子を捕まえる)など様々な機能を有する、役に立つ化合物の作り出すことが、研究の目的です。無限にある有機化合物の中で、ケイ素やリンなどの典型元素を含む特殊な化合物に注目して、独自の新機能性分子の探索を行っています。(*)9091リンやケイ素原子を利用した機能性有機分子の開発研究分野生物有機化学研究内容私の研究のポイント研究分野有機典型元素化学・超分子化学・光化学研究内容私の研究のポイント新規香気物質の合成

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