富山県立大学 研究室ガイドブック2024 工学部
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GcʼXcs//斜面台slope = line((0,0), (30:60))[thick=0.5];height = line(slope.end_point, slope.start_point -| slope.end_point)[thick=0.5];height.text("P", start_point, above);height.text("O", end_point, below); base = line(slope.start_point, height.end_point)[thick=0.5];base.text("Q", start_point, left);//角度gradient = arc(slope.start_point, 0, slope.angle, 5);gradient.text("30$^\circ$", get_point(15), right);right_angle = rectangle(height.end_point, +(135:5));ball = circle((0,0), 3)[fill=true, pattern=dots];//物体contact(slope, slope.get_point(0.7), ball, ball.get_point(0));//寸法線aux1 = line(height.start_point, +(0:5))[line_type=dashed];aux2 = line(height.end_point, +(0:5))[line_type=dashed];arrow1 = line(aux1.get_point(0.5), +(-90:10))[arrow_type = <-];arrow2 = line(aux2.get_point(0.5), +(90:10))[arrow_type = <-];//矢印gravity = line(ball.center, +(-90:18))[arrow_type = ->, thick=1];gravity.text("$m\vec{g}$", end_point, right);Data Science69リポートリポートシステム数理学講座助教 髙野 諒時間経過による変化する関数の最大化において、変化を「関数値の増減」と「ピークの移動」という2種類の変化に分類し、それぞれに対する変化への追従メカニズムを設計しました。(左図)俯瞰図:ピーク追従の様子知能情報学講座教授 高木 昇群知能を用いて様々な最適化問題を効率的に解く方法の設計とその分析をしています。群知能に基づくアルゴリズムにより今まで解けなかった問題が解くこと、既存のシステムをより効率的に運用できることを目指しています。自然界にはアリやハチのように複数の個体が集まる習性の生き物が多くいます。これらは群れを作ることで、単体ではできないことができるようになります。例えば、アリは隊列を作って自分たちよりも大きなエサを巣まで運ぶことができます。このような集まることで大きな働きができる仕組み、群知能をコンピューターの中で再現し、時間経過で環境が変化する動的最適化など特殊な問題での性能向上のために研究を取り組んでいます。目の不自由な視覚障がい者が社会で活躍するためには様々な支援が必要です。ここでは、人工知能や画像処理など情報処理技術を活用して、視覚障がい者の学習や活動を支援するための知的な情報処理システムの技術開発を行っています。視覚障がい者が晴眼者と同じように社会で活躍するには、図の利用が不可欠です。このため、例えば次のような研究を進めています。視覚障がい者が図を利用するには、触図と呼ばれる台紙などの表面に凹凸を付けた図を使用します。しかし、図のほとんどは書籍に印刷されているかビットマップ画像などの電子ファイルとして保存されていて、このままでは視覚障がい者は利用できません。このため、線図形を認識して触図へ変換するための技術開発をしています。また、視覚障がい者が一人で作図できるための特別な図形記述言語の開発を行っています。(*)(*)これらの追従メカニズムを組み込んだ人工蜂コロニーアルゴリズムによって群れが小集団に分かれて複数の移動するピークを追従できるようになりました。(右図)動的最適化のための群知能アルゴリズムの設計関数の形状Y入力出力正解画像Loss ||Y-Gcʼ||2ディープニューラルネットワーク(DNN)を応用した線図形認識DNNを応用してラスタ形式の線図形認識技術を開発しています。この技術は、書籍に印刷されている図やグラフを、自動で視覚障がい者が利用可能な触図へ変換することに役立ちます。視覚障がい者が利用可能な図形記述言語vision重度視覚障がい者の利用を前提とした、図形記述言語visionを開発しています。下の図はvisionのサンプル・コードと出力結果を示しています。線図形認識用DNN出力結果視覚障がい者の利用可能な図形記述言語vision104105Data Science障がい者支援を目的とした知的情報処理システムの開発研究分野群知能、進化計算 、動的最適化研究内容私の研究のポイント研究分野知能情報処理、画像情報処理、教育工学、福祉情報工学研究内容私の研究のポイント群知能 を用いた最適化アルゴリズムの設計と分析

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