富山県立大学 研究室ガイドブック2024 工学部
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70リポートリポート交通事故発生地点データ知能情報学講座准教授 高野 博史知能情報学講座准教授本吉 達郎交通事故調査データ交通事故の特徴を階層関係で可視化生体情報のリアルタイム計測技術や画像処理・画像認識技術を応用し、複雑かつ多様な環境変化に柔軟に対応できる、人に優しい知的インタフェース技術を開発しています。画像処理・画像認識を基盤とした生体情報計測に関する新技術を開発しています。虹彩模様や瞬きによる生体認証法の開発では、偽造による“なりすまし”を排除し、継続的な個人認証を実現します。可視光環境に対応した瞳孔径計測法は、汎用な可視光カメラのみを用いて、リアルタイムに瞳孔径を高精度に計測することができます。開発した瞳孔径計測技術は、人の情動・注意・興味などを推定する手法の開発に応用されます。人の学び・習熟支援を主な対象として研究を進めています。人や社会における潜在的なニーズ、起因事項をデータ分析によって把握し、教育分野や医療福祉分野で活用するユーザフレンドリーなインタフェースの開発につなげてゆきます。形式概念分析などの定性的情報理論を適用して、システムから得られるテキスト/数値を対象としたデータ分析を取り入れています。とくに学習データや交通関連データなどを対象として、関係者や専門家の知を可視化する手法の構築に取り組んでいます。また、分析から明らかになった、これまで顕在化しにくかった情報を含めることで障がい者や子どもに優しいインタフェースの実現を目指しています。視覚障がい者の学びを考慮したタンジブルなプログラミングツールや視力低下糖尿病患者用問診インタフェースを開発しています。視覚情報に依存しないインタラクションを採りいれることで晴眼者にも使いやすいインタフェースを実現します。学習プロセスや交通関連データに潜む、属人的に見つけられてきたルールを形式概念分析を用いて可視化し、統計分析に活用する方法を構築します。106Data Science画像計測による新しいヒューマンインタフェースの開発107Data Science学び・習熟を支援するシステムの開発と評価研究分野画像認識、人間情報処理工学、バイオメトリクス研究内容私の研究のポイント研究分野ヒューマンインタフェース・インタラクション、科学教育・教育工学研究内容私の研究のポイント

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