富山県立大学 研究室ガイドブック2024 工学部
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(特殊な振動により特定の方向の力覚を疑似的に知覚)モアレ測定状況       検出した位置ずれ分布(モアレ検出によりミクロン単位の位置調整を実現)(2枚のディスプレイを空間上に積層配置し立体視を実現)「ホタルイカインタラクション 」(*) (中央棟アカデミックモールに常設)「可視光空間温覚ディスプレイ」(強力な可視光で顔の各部を加熱しVR空間の特定の方向に熱源を知覚)74リポート「積層表示による裸眼立体ディスプレイのシミュレーション画像」情報基盤工学講座教授 中田 崇行情報基盤工学講座講師 西原 功情報基盤工学講座助教 西澤 昌宏◆積層表示による大型裸眼立体ディスプレイ◆仮想力覚によるVR表現◆立体物の位置姿勢認識◆環境教育における生徒の集中度評価センサ◆画像処理による駐車場の混雑判定◆複数回線における映像伝送◆「見やすい」映像へのリアルタイム動画補正◆画像処理によるポイントクラウド(3D点群データ)の取得とロボット制御への応用◆非白色面への動的プロジェクションマッピング◆クロスモーダル相互作用◆空間温覚ディスプレイ私たちが目で映像を確認するとき、光源から出た光線は反射・吸収・屈折を繰り返したのち、網膜に届いています。これらの光線を集めその経路を計算することで、立体形状や壁の裏の画像を再現したり、逆にその場にあるはずのない立体映像を空中に出現させたりすることができます。特に情報量の多い視覚情報を扱うために、高速処理のための計算技術や、効率の良いアルゴリズム技術が必要です。このような技術を主な対象として、日常生活や介護見守り等がより便利になるように、高齢化社会に適応した情報社会を実現する、様々な人間活動支援技術を研究しています。また、これらの画像処理とセンシングの専門技術を応用した、仮想力覚・空間温覚の研究や教育、エンターテインメントの開発も行っています。「仮想力覚デバイス」「レンチキュラーレンズによる大型裸眼立体視ディスプレイ」(*)111 Information Systems Engineering視覚メディア処理技術による人に優しい情報社会研究分野3次元画像処理(3Dディスプレイ等)、コンピュータビジョン、動画像処理技術、ヒューマンインタフェース 技術、仮想力覚、五感情報提示研究内容私達の研究のポイント

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