富山県立大学 研究室ガイドブック2024 工学部
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Information Systems Engineering75リポート情報基盤工学講座教授 岩本 健嗣情報基盤工学講座講師 大倉 裕貴情報基盤工学講座助教 河﨑 隆文■製造業向けIoT/デジタルツイン富山県の基幹産業である製造業のアップデートのために、IoTデバイスとデジタルツイン技術による可視化/効率化支援技術の研究開発を行います。浸透しつつあるデジタル技術の動向をふまえて、スマートシティ基盤や行動認識、モデル化技法などを活用し、人々のウェルビーイング向上に資する情報システムをデザインします。スマートフォンなどから得られた情報を流通させ、AI技術等を用いて状況に合わせたサービス提供や人々の行動変容を促し、安心・安全で便利な社会を目指します。社会現象のモデル化を通して、現実世界をシミュレートし、得られた情報から予測などへの還元を目指します。IoTデバイスやスマートフォンなどを用いて集めたデータを活用し、新産業の創出や利便性の高い社会を実現するためのサービス構築技術を研究開発します。さらにデータ配信基盤の技術開発によって、流動的に変化する街の状況や人々のニーズに合わせた様々なサービス提供を支援します。これらの技術によって得られたデータから、価値ある社会システムのデザインを目指し、ポートハミルトン系などの数理モデル化技法を用いて、シミュレーションを通して社会現象の理解や予測を行います。これらの研究を通して、様々な地域課題解決や地域活性に貢献するシステムの開発を行います。可能な限り、関係機関、企業と協力し、現実的なアプローチで技術開発、研究を行います。■数理モデリング/シミュレーションモデル化技法を用いて、人・機械・情報が複雑に入り混じった未来社会実現のために、数理シミュレーションによる現象の理解や設計手法の有効性を研究します。■データ配信基盤/スマートシティ街や人の状況に適したデータ流通を実現するために、時間と空間を考慮したデータ配信基盤技術の研究開発を行います。112研究分野ウェルビーイング、スマートシティ、IoT、行動認識、行動変容、システム動的デザイン、地域DX研究内容私達の研究のポイント地域のデジタル変革のための社会情報デザイン

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