富山県立大学 研究室ガイドブック2024 工学部
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私達の研究テーマから、そのテーマを代表するような図を集めてみました。 76(a)顧客の顔を見ない訪問サービス図4 DR技術を用いた個人情報を保護可能な訪問サービスの提案リポート図3 光学シースルーHMDを用いた遠隔作業支援システム図5 生体信号処理を用いた医工学研究図6 エージェントベーストモデル による   SNSの分析情報応用工学講座教授 大山 英明情報応用工学講座准教授木下 史也情報応用工学講座助教平倉 直樹テレイグジスタンスは、遠隔地の人型ロボットの感覚情報を、操縦者に高い臨場感を持って提示し、ロボットを操縦者の動きに追従するように制御することによって、操縦者がロボットと一体化したような感覚でロボットを操縦できる技術です。私達は、テレイグジスタンス技術で、テレワークを製造・医療・福祉で必要な物理的な作業にも拡大します。テレイグジスタンスの基盤技術であるXR(AR/MR/VR他)技術や生体信号処理、ネットワーク技術の研究も行います。テレイグジスタンス型遠隔作業支援 では、テレワークしている指示者が現場の作業者の視覚情報を臨場感を保って共有し、AR・MR技術により指示者の手のCGで作業手本を示し、作業者の視野に表示し、作業者が手本を真似て作業を行い、物理的な作業もテレワークで可能にします。テレイグジスタンス型ロボット操縦では、通信時間遅れによる自己身体認識(ロボットアームを自分の腕であると認識する感覚)の低下が問題ですが、AR・MR表示の工夫により低下の抑制が可能です。生体信号処理技術を用いて、VR酔い の軽減手法も研究しています。ネットワーク技術としてSNS の分析を進めており、近年ではユーザの行動まで含んだ理解が必要とされているので、SNS上の意見形成メカニズムの解明にも取り組んでいます。図1 テレイグジスタンス型遠隔作業支援図2 作業実験の様子(*)(*)(*)(*)(*)(*)113 Information Systems Engineeringテレイグジスタンス 技術で、人とロボット、人と人とをつなげます研究分野テレイグジスタンス、XR 、生体医工学、生体信号処理、ネットワーク研究内容私達の研究のポイント

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