◆本研究室で取り扱う生体情報は脳情報以外にも心電図、筋電図、モーションキャプチャ、視線計測など多岐にわたります。これらの生体情報を高度な情報処理技術を用いて分析することで、人間情報の工学的応用を目指しています。BCIシステムの研究では、多チャンネル脳波デバイスで電気的な脳活動を計測・識別できる知的システムによって脳とコンピュータの間のリアルタイム通信システムを構築することができます。また、生体ビッグデータに基づいて深層学習ニューラルネットワークを導入することにより、BCIシステムのパフォーマンスがさらに向上することが期待されます。78リポート情報応用工学講座教授 唐山 英明情報応用工学講座助教崔 高超本研究室は人間情報・生体情報を専門的に扱う研究室です。研究室には脳波計をはじめとした生体機能計測装置、バーチャルリアリティ環境、モーションキャプチャシステム、サーモグラフィ、視線計測器など高額な実験機器が多数設置されています。脳情報の簡便な計測装置は多数あり、本研究室の設備は国内の主要大学と同程度以上に充実しています。基礎研究・応用研究の枠にとらわれず、人間情報に関するテーマを多岐にわたり研究しています。本研究室では、人間情報の工学的応用を目指した研究活動を幅広く行っています。例えば、脳波を利用して考えるだけでバーチャル空間を移動するなどの脳コンピュータインタフェース(BCI)システムの開発を行っています。また、心電図やその他の生体計測信号に基づいた生体ビッグデータの処理方法および深層学習の研究を行います。115 Information Systems Engineering人間情報の計測・解読とその応用研究分野人間情報工学、生体計測、脳波解析、脳コンピュータインタフェース、深層学習、Internet of Human、バーチャルリアリティ研究内容私達の研究のポイント
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