83リポート筆順や文字の崩れを指摘するシステムリポート知的インタフェース工学講座講師 中井 満知的インタフェース工学講座講師岡崎 聡文字・音声・画像など、人が見るもの・聴くもののパターン情報をコンピュータで認識する研究をしています。人間と同じように処理できる知的なインタフェースの実現を目指しています。あらゆる空間で自由自在に文字を書くこと、そして、その文字を高速・高精度に認識する技術を研究しています。例えば、手のひらや空中に書いて文字を入力するという、新しいユーザインタフェースを可能にします。また、筆順違いを判定する技術、字形のきれいさを評価する技術、書き損じた文字の自動補正や生成の研究も行っています。これらは手書き学習支援ツールや素早く書ける筆記ツールとして応用できます。心理音響学の基礎研究として聴覚の時間感覚系を解明する研究を行っています。また、そのような時間感覚系が音楽演奏にどのように表出するのかについてコーパス的に分析する研究を進めています。これまでの研究では、音響の基本感覚量であるメル周波数、等ラウドネス曲線に並ぶ、等同時性曲線を導出しました。さらに、音楽演奏における聴覚時間感覚系の表出の評価やより広範な演奏科学研究のためのピアノ演奏データセットを構築しています。これらの研究は人の知覚特性を考慮した音声の提示や圧縮、また芸術的な音楽演奏の理解や応用につながることが期待されます。他にも音声から心身の状態を予測する研究も行っています。加速度センサで空中に書いた文字を認識仮想空間のホワイトボードに指書き左上・右上：統制された環境で心理物理学実験を行います。左下：グランドピアノに相当する機材を用いて演奏データを収集します。表面筋電位を使った手の動作識別ペンの持ち方を利用した筆記者認証123 Intelligent Roboticsパターン情報処理とユーザインタフェースへの応用124 Intelligent Robotics聴覚・音楽・音声の音響情報処理研究分野パターン認識、ユーザインタフェース研究内容私の研究のポイント研究分野聴覚心理学、音楽知覚認知、音声情報処理研究内容私の研究のポイント手の動きで伝える情報を処理する
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