音像定位実験用スピーカアレイ頭部伝達関数の高速計測システムRGB・ToFカメラによる人検出・転倒検出セキュリティカメラシステム左右の耳に届く音のわずかな違いで音の到来方向と距離がわかる84リポートリポート知的インタフェース工学講座講師 森川 大輔モバイルテレヘッド3Dプリンタで「印刷」した頭や耳介知的インタフェース工学講座講師孔 祥博エッジコンピューティング私たちの生活に欠かせない音とそれを処理する聴覚に係る研究を、音響工学と聴覚心理物理学の観点から進めています。わからないことが多く残る音を聴く仕組みを解明しながら、音を操る技術を創り出すのがねらいです。音は物理的な現象ですが、聴覚という神経生理システムで処理され、心理的な表象を生み出すという多面性を持っています。音の物理的、神経生理的、心理的側面を総合的に把握して、それを応用することに取り組んでいます。例えば、頭部の動きが立体音の聴こえ方に深く関与することを明らかにし、ヘッドホンを通じて臨場感あふれる立体音場を再生する動的バイノーラルシステム などを開発しています。セキュリティカメラシステム、高齢者の見守りシステム等におけるモニタリングを実現するため、マルチモーダルAIを用いる移動体計測および高速化の研究を行っています。マルチモーダルAI は、複数の情報を統合的に処理します。人間は単一の情報に基づいて判断するのではなく、聴覚、視覚、味覚など複数の情報を統合して判断しています。従来のAI技術では、シングルモーダル を使うのが一般的です。本研究は、従来のRGB画像、深度画像 、センサ情報等の複数の情報の融合による高精度の測及を目指しています。また、AI計測システムの高速化の研究も行っています。(*)(*)(*)(*)(*)ror125 Intelligent Robotics聴覚情報処理の仕組みと応用126 Intelligent RoboticsマルチモーダルAI による移動体計測及び高速化研究分野音響工学、聴覚心理物理学研究内容私の研究のポイント研究分野画像情報処理、知覚情報処理、エッジコンピューティング研究内容私の研究のポイント
元のページ ../index.html#86