富山県立大学 研究室ガイドブック2024 工学部
90/102

] - [ 3-01 ×力出のサンセ糖血 (*)○マイクロ触覚センサ:接触・滑りを検知可能なマイクロ触覚センサを試作し、力によるロボットの制御や人の運動の計測・解析を行っています。○液体アクチュエータを用いた可変視覚システム:可変焦点液体レンズを用いて、ロボットの視覚やフェイズドアレイアンテナを研究します。試作センサで血糖計測※計測 10 分前に コーラ摂取把持制御○マイクロ化学量センサ:リアルタイムかつ非侵襲 に化学物質(血糖など)を計測するセンサを研究しています。歩行計測88リポート最終イメージリポート知的電子デバイス講座准教授野田 堅太郎知的電子デバイス講座准教授 水野 斎MEMS (Micro Electro Mechanical Systems) を応用した触覚・視覚・聴覚・味覚・嗅覚を計測できるマイクロ・ナノメートル程度の大きさの五感センサの試作し、ヘルスケア・ロボット分野へと応用する研究をしています。マイクロ・ナノメートルの大きさの五感センサを作り、今までの方法では計測できなかった情報を計測する方法を研究しています。センサは、実環境の情報を計測し、デジタル空間に伝える、デジタル分野に欠かせない要素です。我々は作り上げたマイクロ五感センサを用いて、ロボットの把持・歩行をより知的に行うための制御に関する研究、人の歩行・走行などの運動や血糖値などのバイタル情報を人の動きを邪魔せず、また痛みを与えることなく計測するなど、センサのロボットとヘルスケアの分野への応用に特に力を入れています。規則配列した分子同士が大域的に相関すると、孤立状態では得られない協同的発光現象が発現します。この特異な発光特性が発現する有機結晶及びナノ結晶を作製し、その光学特性を調べています。また、サイズによって発光色が変化する有機ナノ結晶を利用した塗布型有機EL素子の作製と評価を行っています。本研究室では、協同的発光増幅現象(超蛍光 ・励起子 −光子(−分子振動)強結合に基づくレーザー発振)やサイズ効果といった量子効果が発現する有機結晶・ナノ結晶を用いた有機EL/レーザーダイオードデバイスの開発に取り組んでいます。特に新規改良型再沈殿法により作製した有機ナノ結晶水分散液を用いることで、省エネ・低コスト・低環境負荷な水系塗布型デバイス製造工程を実現できるだけでなく、高温耐久性・高輝度・波長選択性に優れる高性能有機デバイスの開発に繋がります。(*)(*)TPCOの一種であるBP1T、BP2T、BP2T-CNの分子構造と単結晶の蛍光顕微鏡像。TPCOナノ結晶の透過電子顕微鏡像。TPCOバルク結晶・ナノ結晶の作製とその光物性評価を行うことで量子効果発現メカニズムを調べ、量子効果に影響を与えるパラメータを明らかにする研究を行っています。また、TPCOナノ結晶のサイズ効果を利用した塗布型有機ELデバイスの作製と評価も行っています。1対のミラー間に閉じ込められた光子と励起子の強結合状態の模式図。三軸フォースプレート(*)マイクロ触覚センサ有機ナノ結晶水分散液を用いて作製した有機EL/レーザーダイオードデバイスの模式図。触覚センサ触覚センサ※NEDO 助成研究事業の取り組みです。133 Intelligent Roboticsヘルスケア・ロボット制御のためのマイクロ五感センサ134 Intelligent Robotics量子効果が発現する有機結晶及び有機デバイス研究分野ヘルスケア、ロボティクス、マイクロ五感センサ、MEMS(*)研究内容私の研究のポイント研究分野有機フォトニクス/エレクトロニクス、有機光機能材料研究内容私の研究のポイント

元のページ  ../index.html#90

このブックを見る