富山県立大学 大学案内 2024
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機械システム工学科■水車の高効率化など自然エネルギー有効利用■電子機器冷却への応用を目指すマイクロスケールからバルクスケールまでの熱流体現象に関する研究■再生可能エネルギーの熱源化を目指した次世■乱流による熱・物質・運動量輸送の予測法の開発■燃料の微粒化/燃焼現象に関する研究■衝撃波を伴う高速/高温現象に関する研究■生体や電子情報機器を構成する固体材料の疲■金型および工具鋼の強度(金属疲労、破壊じん■機械しゅう動部および金型材料の摩擦・摩耗・次世代冷媒の熱物性を世界最高精度で測定可能な計測システム高温引張試験機高温(600℃)クリープ試験機空中に浮遊した球と衝撃波との干渉(シャドウグラフ法による可視化画像)スーパーコンピュータを活用した水と空気の流れの数値シミュレーション結果(小水力発電用水車内部の水面形状と速度ベクトルの予測)中央は高温で炉内が赤く光っている実験前後の試験片(実験後は焼けて変色)実験前後の両側き裂試験片(右は高温で変色)左右のき裂が引張負荷により開いているのが分かる 環境に調和した持続可能な社会の実現には、エネルギーの輸送・変換・利用技術のさらなる高度化が必要です。本講座では、これらエネルギー関連技術と密接に結びつく、熱の移動や様々な流動現象、熱物性などを対象とした教育研究を行っています。宇宙ロケット、医療機器、電子機器、コンピュータ、冷凍空調機械など、先端機器における各種エネルギーの変換や流れの力学に関する研究に取り組んでいます。具体的には、次のような研究を行っています。に関する研究代冷媒や水素キャリアの開発とプロセス設計 機械を安全に安心して使用するためには、機械を構成する部品や部材に働く力学的作用や生じる変形・破壊現象を巨視的・微視的に把握することが必要です。静力学(スタティックス)と動力学(ダイナミックス)に基づき、疲労破壊、衝撃破壊、摩擦・摩耗現象などのメカニズムを実験や数値シミュレーションにより解明し、環境に調和した安全・安心なものづくり技術の研究を行っています。労強度や衝撃強度等に関する研究性)評価に関する研究表面強度評価に関する研究■新材料開発試験1:高温(500℃)引張試験■新材料開発試験2:高温(600℃)クリープ試験35熱流体工学講座固体力学講座

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