富山県立大学 大学案内 2024
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■機械・構造物の免震・制振技術の開発■機械製品のライフサイクル設計・評価支援技術■CAD/CAM等の機械製品の設計支援技術の高度化■金属粉末焼結時のメカニズムと金属粉末焼結材の各種■自己修復性、電気伝導性、高放熱性などの高機能を有する高分子複合材料の開発とその塑性加工に関する研究■高機能表面・界面を有する機能性ソフト材料の開発■金属材料の組織制御による特性向上とその指導原理の確立■分散ナノ粒子/高分子母材界面相互作用を制御した■結晶性金属材料の材料設計とその特性・加工性評価Department of Mechanical Systems Engineering電気自動車内の振動騒音低減手法の研究自動車、鉄道車両、ロボット、工場の生産設備などで使用されている機械からは騒音や振動が必ず発生します。騒音や振動は人の体へストレスを与えたり、二酸化炭素排出量の増加をもたらすこともあります。このため、これらを小さく抑えるための設計生産技術の研究を行い、二酸化炭素排出量の削減や持続可能な開発のための国際目標(SDGs)の達成に貢献します。電気自動車内のシート着座者の快適性向上手法の研究活動量調査の様子(自動車リサイクル部品の製造)気候変動への対策として、世界はカーボンニュートラルの実現を目指していますが、そのためには、自身が排出する温室効果ガスの排出量を知ることが必要です。そこで、企業の活動量を調査し、活動(例えば製品の製造)プロセスのモデルを作ることで、各活動で発生する温室効果ガスを見える化し、排出削減のために改善するべき活動とその方針を検討する支援を行なっています。耐熱Ti合金のラメラ組織空気で歩くソフトロボット自動車リサイクル部品の製造プロセスモデルIoTを活用した二酸化炭素排出量の小さい生産システムづくりの研究多軸鍛造加工後のマグネシウム合金の金属組織(左:結晶方位分布)とひずみ分布(右)樹脂中に均一分散した球状シリカ微粒子 機械要素・機構を理解し、機械が動作するときの動的現象を評価・検討する機能設計、機械製品の環境効率を評価・検討するライフサイクル設計、計算機上に機械製品をモデル化することで設計・評価・生産を支援する製品モデリングシステムなど、環境負荷が小さく、人と社会に役立つものづくりを実現する方法について教育と研究を行っています。に関する基礎・応用研究 環境調和を重視して、省資源に寄与する高機能な高分子材料や複合材料の開発、省エネルギーに有益な軽量・耐熱金属部材の加工技術、廃棄金属材料のリサイクルなど、材料が持つ基礎的性質の理解からその高性能化まで幅広く教育研究を行っています。特性に関する研究とその応用新規ナノコンポジットの創製と各種物性評価に関する研究36設計生産工学講座材料設計加工学講座

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