富山県立大学 研究室ガイドブック2025 工学部・情報工学部
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mµさ深ンョジーロエ,654321023175 基材基材9 10 11 12486投射粒子量, gエロージョン進行曲線(強い=深くならない)圧縮空気ノズルユニット試験片硬質薄膜圧縮空気球形粒子純水球形粒子〜 μm基材200μm 60μm 投射後200μm 40μm 単相膜A膜B膜+A膜多層膜Particles:Alumina(d=1.2µm, WA#8000)c=3 mass%単相膜A膜CrN多層膜A膜CrNB膜AlCrTiN投射後投射後細長いガラス繊維と白い塊が多くみられた銅合金と相手材(SUJ2)の凝着の様子摩擦面の可視化試験機(自作)基材露出度による耐剥離性・耐繰返し衝撃評価(表面の強さが強いと,黒い基材は露出しない)MSEによる成形品の強さの違い評価(成形状態,繊維種類・含有率の影響)往復摩擦試験機MSE法の原理研究室で作製したベアリング用射出成形樹脂保持器油と空気の流れの可視化MSEによる成形品材質によるの強さ評価(レーザー顕微鏡による観察・計測)(*)Mechanical Systems EngineeringMechanical Systems Engineering①鋳鉄・銅合金のトライボロジー特性評価、潤滑・摩耗状態の可視化②窒化処理鋼材、コーティング・樹脂の耐衝撃性・表面強さ評価(MSE法)③射出成形樹脂保持器の製作とトライボロジー・表面強さ(MSE)評価MSE 法では、“硬質粒子”と“純水” が混合されたスラリーを 圧縮空気によって高速に繰り返し投射。“投射で摩耗した部分の深さや面積”など を測定・観察し、 “材料の強さ”“耐衝撃性” を評価。11リポートリポート固体力学講座准教授 宮島 敏郎固体力学講座講師 上杉 晃生(*)機械の稼働エネルギー削減(低摩擦)や、長寿命化(耐摩耗、メンテナンス)の視点から、①トライボロジー(摩擦・摩耗・潤滑)評価、②材料表面・界面の新しい強さ評価法(MSE 法 )の開発、③ベアリング用射出成形樹脂保持器の製作・評価を進めています。様々な県内外の企業様と、機械の稼働・摺動部や、金型等で用いられる、各種金属材料、コーティング材料、樹脂材料等のトライボロジー特性評価、エロージョン摩耗評価、耐剥離性評価、表面強さ評価などの研究を進めてきました。特に、トライボロジーの視点から、標準評価手法でなく、それぞれの使用用途に合わせ、研究室独自の試験・評価手法を考え、光学顕微鏡・レーザー顕微鏡・走査型電子顕微鏡(SEM)観察を進めてきています。今後も、各種新材料・開発材料の摩擦・摩耗特性、エロージョン摩耗特性、表面・界面強さ特性等の、評価・メカニズム解明を行うとともに、評価法・試験法の高度化、ウェットブラスト技術による表面微細形状創製、樹脂射出成形も継続的に進めていきます。IoT社会の発展や循環型社会の実現に向け、ナノテクノロジーや材料分野の研究はますます重要になっています。先端技術につながる微細構造の開拓に向けて、半導体ナノ・マイクロ構造や薄膜構造の特性評価を行います。寸法をナノまで小さくすると材料特性が大きく変化することがあります。またナノ構造では表面の状態でも特性が変化します。これまでに、半導体ナノ構造を誘電体で覆って表面電位を変化させることで、電気特性が大きく変化することを見出してきました。このような特性はセンサの高性能化などへと発展しうるものです。微細構造の材料特性、特に歪み下での電気的熱的な特性変化に注目して研究し、センサなどの応用開発へと展開します。研究分野トライボロジー、表面・界面強さ、樹脂射出成形研究内容私の研究のポイント研究分野材料力学、ナノ・マイクロ材料、微細加工研究内容私の研究のポイント1011微細加工デバイスを用いた半導体ナノ構造の特性評価の研究の例トライボロジー (摩擦・摩耗・潤滑)・表面強さシリコン半導体ナノ・マイクロ構造の応力・歪みに誘起される材料特性評価と応用

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