(*)(*)FPGAセンサ用IC A/DコンバータFractional-N PLL 通信用ICIC設計◆ FPGAでの方式検討と最新CADでのIC設計◆ 本研究室で開発したIC ◆ IC評価◆ 国際学会発表 Electrical and Electronic Engineering16電子デバイス工学講座教授 吉河 武文リポート(*)現代の電子機器には半導体集積回路(Integrated Circuit : IC)が欠かせません。IC 技術によりスマート社会が実現されます。本研究室では、半導体 IC とシステムの回路設計技術とIC の信頼性向上に関する研究を行っています。アナログ・デジタル混載の IC について、設計・試作し評価までの全てを本研究室で行っています。回路シミュレーションだけで終わらず、実際に IC を試作し評価してデータを解析するところまでやっています。そして、この設計と評価結果をもとに国際学会で発表を行うようにしています。このように実際にアナログ・デジタル混載の IC の設計試作と評価まで行っているので、企業の開発部門で実施されているような実践的な経験と知識が身に着きます。このため、IC に関係する様々な企業に研究室を訪問していただいており、就職に非常に有利です。研究分野アナログ回路、半導体、集積回路(IC)、高速シリアルリンク、チップレット インターフェース、センシングシステム・デバイス高信頼性研究内容私の研究のポイント情報基盤工学講座電子通信システム工学講座めざましい発展を続ける電子機器、情報システム、通信ネットワークは、半導体を始めとする様々な電子材料の特性を利用した電子部品(デバイス)で構成されており、その高度化は重要な課題です。本講座では、集積回路の基本要素である半導体デバイス、様々な機能を持つ強誘電体材料とセンサデバイス、電力の変換と制御を行うパワーデバイス等の新たな機能や高性能化を目指すとともに、これらによって構成された電子回路やシステム等の研究開発を行っています。・省エネ社会を実現する次世代パワー半導体の研究・先端デバイスと集積回路を融合したセンサシステムの研究・量子力学とコンピュータシミュレーションで拓く将来の半導体 技術の研究・新規機能性電子材料の探索と応用研究安全・安心で快適な生活を実現するためには、身の回りのモノ・コトに関する情報を計測する技術と、それをヒトとつなぐ情報通信技術が必要です。これらを支えるために、広大なエリアにおける高信頼でブロードバンドな通信技術と光・電磁波計測技術が求められています。本講座では、高信頼性無線ネットワークを実現するための技術、光波によるモノの内部の高精度計測および可視化技術、システム制御の理論と技術によるシステム開発に関する研究を行います。そして、これらの技術を融合し、便利で安心な未来社会を目指して、研究開発を進めていきます。・ヒトの視覚を支援するスマートな光計測デバイスの研究・宇宙から地上までの領域における高機能な電磁波応用研究・高度な無線ネットワークの実現にむけた通信技術の研究・超スマート社会を実現するシステム制御の研究エレクトロニクスで社会を支え未来を切り開く電子工学の基礎学力を身につけ、応用力と実践力を養い、豊かな創造性と教養を備えた人材を育成します。持続可能で豊かな社会の構築に貢献するため、電子材料、回路、光・電磁波等の電子工学の幅広い技術を基盤として、エネルギー、無線通信、計測システムやシステム制御など様々な分野の教育研究に取り組み、社会の変化に柔軟に対応できる高度な専門技術者および研究者を養成します。電子デバイス工学講座電気電子工学科 Electrical and Electronic Engineeringエレクトロニクスで社会を支え未来を切り開く電波伝搬、科学探査機、ロケット観測、無線ネットワーク(電磁波応用分野)システム制御工学、電力システム、環境システム、人間機械系(システム制御分野)強誘電体、圧電体、機能性電子材料(機能材料分野)半導体、量子力学、数値シミュレーション(半導体デバイス分野)集積回路、センシングデバイス、耐放射線(デバイス回路分野)光計測、近赤外分光、ナノフォトニック素子(光波応用分野)次世代パワー半導体、電力変換デバイス(パワーエレクトロニクス分野)電気電子工学科18スマート社会 を支える集積回路・システム技術
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