OPOOOPOOFFFFFF教養教育センター (*)(*)(*)Liberal Arts and SciencesLiberal Arts and Sciencesケイ素(Si), リン(P)と炭素共役系のハイブリッド62准教授 山村 正樹SiNNSi准教授 鈴木 浩司曲面共役系の構築青色蛍光色素によるフラーレンの分子認識南米コロンビアのモクレン属の1種。雄ずいの先端が糸状になり、雌ずい群にぶら下がる変わった特徴を持つ。アケビ(左上)は人里に、ミツバアケビ(右上)は山地に見られる。両者の雑種であるゴヨウアケビ(右下)がまれに見られる。ゴヨウアケビは中間的な形態形質をもち、また、花粉の稔性もあるため、親種と浸透性交雑 (*)をしている可能性がある。黄色蛍光色素環 境 省レッドリストにて絶滅危惧IA類にランクされているハナナズナ。野生では数固体しか確認できず、保全のための調査研究を行っている。リポート球状分子フラーレンの分子認識リポート東西両大陸に隔離分布するモクレン科の分布(灰色部分)。形態的にも系統的にも近縁な種が隔離分布している。写真上は日本産ホオノキ、下は北米産Magnolia tripetala.発光、導電性、分子認識 など様々な機能を有する有機典型元素化合物の開発を行っています。有機化合物の種類は、原子の組み合わせによって無限に存在します。その中でも、発光(光を発する)、導電性(電気を流す)、分子認識(特定の分子を捕まえる)など様々な機能を有する、役に立つ化合物の作り出すことが、研究の目的です。無限にある有機化合物の中で、ケイ素やリンなどの典型元素を含む特殊な化合物に注目して、独自の新機能性分子の探索を行っています。持続可能な社会の構築には、自然環境との調和が重要であり、そこにある生物多様性を正しく理解する必要があります。野生植物を対象に、種の分布や分類学的研究のほか、花生態や生活史などの解明を進めています。生物多様性を明らかにするには、種を正しく認識(分類)することが重要です。日本産植物の分類は十分に解明されていると思われがちですが、まだまだ不明なことが多いです。外部形態だけでなく、DNA情報や化学的・生態学的な情報も用いて、より正確な種認識を行い、そこから、生物多様性(形態や機能の多様性)の形成・維持機構の解明を進めています。また、希少な種の保全や立山高山帯への外来植物の侵入状況の調査も行っています。研究分野有機典型元素化学・超分子化学・光化学研究内容私の研究のポイント研究分野植物分類学、生物多様性、分子系統学、花生態 、生活史 、絶滅危惧種、保全研究内容私の研究のポイント9192リンやケイ素原子を利用した機能性有機分子の開発植物の種多様性の解明とその保全
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