富山県立大学 研究室ガイドブック2025 工学部・情報工学部
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情報システム工学科(*)112 Information Systems Engineering可視光空間温覚ディスプレイ強力な可視光で顔の各部を加熱しVR空間の特定の方向に熱源を知覚リダイレクテッド・ウォーキング空間が曲がったVR映像によりユーザーに気づかせずに歩く方向を曲げる積層表示による裸眼立体ディスプレイ2 枚の空中ディスプレイを空間上に積層配置し立体視を実現画像入力複数のAI活用画像検索AI画像認識AI画像診断AIAI画像処理による駐車場管理システム複数種類の画像処理 AI を組み合わせることで多様多種な車両への対応を図る測距パターン隠蔽投影人に気づかれにくい形で測距パターンをコンテンツ中に埋め込むクロスモーダル食品仮装プロジェクション食品に追従して色・質感を変えると味まで変わることを実証75情報基盤工学講座教授 中田 崇行情報基盤工学講座講師 西原 功情報基盤工学講座助教 西澤 昌宏リポート触覚・VR裸眼立体ディスプレイプロジェクションマッピング画像生成画像生成AI予測画像AIAI画像処理◆仮想力覚によるVR表現◆空間温覚ディスプレイ◆リダイレクテッド・ウォーキング◆積層表示型大型裸眼立体ディスプレイ◆空中立体フォグディスプレイ◆レンチキュラー型立体ディスプレイの校正◆立体物の位置姿勢認識◆3D計測とロボット制御への応用◆環境教育における生徒の集中度 評価センサ◆画像処 理による駐車 場の混 雑 度判定◆「見やすい」映像へのリアルタイム動画補正◆動的プロジェクションマッピング◆クロスモーダル相互作用◆時分割カウンターパターンによる情報隠蔽◆分光制御による情報隠蔽私たちの身の回りの視覚的・触覚的な体験は、光や熱、振動といった物理現象と、それらを知覚・処理する人間の感覚器官によって成り立っています。私たちはこれらの物理現象と感覚情報処理のメカニズムを理解し、新しい情報提示・処理技術の開発を目指しています。特に3次元情報の取得・処理・提示に重点を置き、革新的な感覚提示ディスプレイや立体ディスプレイの開発、実世界の3次元情報認識のための画像処理技術の研究を進めています。これらの基盤技術は、バーチャルリアリティ(VR)や拡張現実感(AR)、ヒューマンインタフェース、監視システム、ファクトリー・オートメーション(FA)、教育支援など、幅広い応用分野への展開が期待されます。私たちは、人間の感覚知覚への深い理解と光学技術を統合し、新しい情報処理・提示技術を切り拓きます。仮想力覚デバイス非対称な振動により特定の方向の力覚を疑似的に知覚レンチキュラーレンズによる大型裸眼立体視ディスプレイモアレ検出によりミクロン単位の位置調整を実現ホタルイカインタラクション中央棟アカデミックモールに常設研究分野3次元画像処理、3Dディスプレイ、コンピュータビジョン、AI画像処理技術、ヒューマンインタフェース(*)技術、仮想力覚、五感情報提示研究内容私達の研究のポイント視覚知能処理と感覚情報提示が拓く次世代の空間メディア表現デザイン

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