富山県立大学 研究室ガイドブック2025 工学部・情報工学部
91/104

]-知能ロボット工学科 [3-01×力出のサンセ糖血表面プラズモン共鳴(電子の振動)触覚センサ触覚センサ※NEDO 助成研究事業の取り組みです。三軸フォースプレート(*)マイクロ触覚センサ(*)試作センサで血糖計測※計測 10 分前に コーラ摂取(*)(*)134 Intelligent Robotics135 Intelligent Robotics○マイクロ触覚センサ:接触・滑りを検知可能なマイクロ触覚センサを試作し、力によるロボットの制御や人の運動の計測・解析を行っています。○液体アクチュエータを用いた可変視覚システム:可変焦点液体レンズを用いて、ロボットの視覚やフェイズドアレイアンテナを研究します。歩行計測細胞1個の力が測れる超高感度力センサロボットに実装する味覚センサ浴槽内での健康モニタリング89知的電子デバイス講座 准教授 塚越 拓哉知的電子デバイス講座准教授 野田 堅太郎リポート細胞がセンサの上に接着。センサの幅は80µm。3 時 間 後 、細胞の収縮力により、センサは折れ曲がった。計測された力は約300nN。急変を察知して自動排水、救急通報リポート把持制御最終イメージ○マイクロ化学量センサ:リアルタイムかつ非侵襲 に化学物質(血糖など)を計測するセンサを研究しています。(*)MEMS プロセスと微小領域における光・電子のふるまいを利用して、力や化学量を超高感度にセンシングします。計測結果や環境に応じ、自ら考え、計測対象にアプローチする、自律型センシングロボットをめざします。力や化学量を定量化するセンシング技術が発達してきました。センシングシステムを小型化することでロボットに実装したり、刺激を与えながらセンシングしたりすることで、今まで得られなかった情報・知見を得ることができます。料理の味や細胞の力を計測するだけでなく、味とは何か?細胞が力を発する意義は?など、計測結果の解釈も重視します。MEMS (Micro Electro Mechanical Systems) を 応 用 した触覚・視覚・聴覚・味覚・嗅覚を計測できるマイクロ・ナノメートル程度の大きさの五感センサの試作し、ヘルスケア・ロボット分野へと応用する研究をしています。マイクロ・ナノメートルの大きさの五感センサを作り、今までの方法では計測できなかった情報を計測する方法を研究しています。センサは、実環境の情報を計測し、デジタル空間に伝える、デジタル分野に欠かせない要素です。我々は作り上げたマイクロ五感センサを用いて、ロボットの把持・歩行をより知的に行うための制御に関する研究、人の歩行・走行などの運動や血糖値などのバイタル情報を人の動きを邪魔せず、また痛みを与えることなく計測するなど、センサのロボットとヘルスケアの分野への応用に特に力を入れています。研究分野知能機械情報学 、細胞工学、プラズモニクス研究内容私の研究のポイント研究分野ヘルスケア、ロボティクス、マイクロ五感センサ、MEMS(*)研究内容私の研究のポイント知的センシングシステムヘルスケア・ロボット制御のためのマイクロ五感センサ

元のページ  ../index.html#91

このブックを見る