富山県立大学 研究室ガイドブック2025 看護学部
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15Nursing Science and Practice16Nursing Science and Practice研究分野成人看護学:周手術期看護、術前外来(*)、手術看護研究内容私の研究のポイント研究分野成人看護学:慢性疾患看護、成人看護学教育研究内容私の研究のポイント12成人看護学(急性期)講座助教    竹口 将志成人看護学(慢性期)講座教授    片田 裕子リポートリポート手術を受ける患者に対して、入院前の術前外来で指導やオリエンテーション、術前評価や多職種への情報提供について、手術室看護師が果たす術前看護実践を研究しています。手術を受ける患者に対して、手術室看護師は術前外来で心身の術前評価を行い、患者の準備性を高める必要があります。術前外来の実態を把握し、手術室看護師が行う術前看護実践を明らかにしていきます。術前外来の実施の有無や手術看護経験の熟練度にかかわらず、実践可能な術前看護実践支援ツールの開発を目指していきます。生涯自己コントロールが必要である糖尿病性網膜症視力低下患者の生活実態を明らかにし、外来診療で必要なデータ蓄積をIT機器を活用しながら行う問診プログラム開発を工学部研究者と協働して行っています。医療機関の協力を得て、患者や看護師のデータから機器開発、プログラム開発、リラクセーション法(*)効果の研究を行っています。正確で継続的な生活実態の把握から合併症予防に繋げることにより患者への効果的な看護、看護師の効率的な看護実践の検証を行います。このことより今後の超高齢化、医療の多様性選択、医療従事者のセルフエフィカシー(*)向上等、個別性のある、人にやさしい看護実践および発展への寄与を全人的な視点から目指します。手術室看護師における術前看護(*)支援ツールの開発ITを活用した患者の問診プログラム開発と評価

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