富山県立大学 研究室ガイドブック2025 看護学部
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(*)37Nursing Science and Practice38Nursing Science and Practice研究分野母性看護学:高年初産婦・母子支援・家族研究内容私の研究のポイント研究分野母性看護学:育児、ヘルスリテラシー研究内容私の研究のポイント24母性看護学講座助教三加 るり子母性看護学講座助教     茂野 由貴リポートリポート現代の母親の育児のヘルスリテラシーの概念と、育児のヘルスリテラシーに影響を与える因子や育児への影響を表した図近年増加している40歳以上の高年初産婦は産後の身体的・精神的負担が大きく家族サポート体制も希薄な中で育児を行っています。このような状況の母親および家族に対するより良い看護支援について研究しています。これまで、40歳以上の高年初産婦の支援に携わっている助産師から見た40歳以上の高年初産婦の特徴を明らかにしました。母親たちは産後の身体的疲労が強い中で育児をしているにもかかわらず、周囲に助けを求めにくいという特徴がありました。また、家族も仕事や介護などで忙しく十分なサポートを得ることが困難な状況です。これらの特徴を踏まえ、看護職は実際にどのような支援を行っているのか調査をしています。少子化や核家族化が進む現代、母親はインターネットやSNSを育児の情報源として多く利用しています。そのような状況下で育児に不安や困難感を感じる母親を支援するための研究をしています。現代の母親には、医師や看護師、保育士などの専門家からの一般的な子育て情報とインターネットやSNS等による情報の両方を収集し、その情報を選択しながら育児に取り入れる能力が求められていることが明らかになりました。この研究を発展させ、膨大な情報の中で、それぞれの母子が安全で自分らしい育児が行えるような育児支援の在り方を検討していきたいと考えています。40歳以上の高年初産婦(*)の特徴と看護支援母親の育児に関するヘルスリテラシー(*)

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