保健医療学部長学生対談看護学科 第4学年名張 愛未Nahari Manami036本学で学んだこと研究の意義苫小牧東高等学校出身【学部長】札幌医科大学で学生生活を過ごす中で、どんなところに本学の良さを感じていますか?【名張】本学の特徴である少人数教育に魅力を感じています。授業での演習やグループ学習等を通して、これまで関わることがなかった同期とも話す機会が多くあり、学年を増すごとに同期の団結力が深まっていったと思います。個性にあふれた仲間と過ごす日々はとても楽しく、安心できる暖かい環境で学習に励むことができています。【今野】学科の学生数が一学年20人と少なく、教員一人当たりの学生数が少ないのが特徴です。そのため、教員と学生の距離が近く、授業中だけでなく、質問や相談にも気軽にのってもらえる環境が整っています。少人数制ならではのアットホームな雰囲気の中で、一人ひとりの個性やペースに合わせた丁寧な指導を受けられることが良い点だと思います。【山本】少人数教育であるため、同じ学科の学生との仲が深まりやすいところや、他学科の学生とも合同授業を通して交流を深めて自分の知らない知識を得ることができるところが本学の良さであると感じます。学科の仲が良いことから、実技試験では練習でお互いに改善点などを伝えることで技術を高め合い、本番に臨むことができています。【学部長】本学でどんなことを学び、どんな成長ができたと思いますか。【名張】個別性のある看護を患者に安全に提供するためには、確実な知識・技術の習得が必要不可欠だということを学びました。臨地実習を通して、授業で学んだことを基にして、患者一人ひとりの異なるニーズに対する看護を考え実践していく中で、これまで学んできたことを実践に活かすことができていると実感し、成長を感じました。【今野】疾患の特性や治療法などの専門知識だけではなく、その人が置かれている環境や価値観といった多様な要素を考慮する必要があることを学びました。日々の学習や実習を通して、物事を多角的な視点から捉え、複雑な問題に対しても適切な解決策を導き出す力を養うことができたと思います。【山本】生活を送る上でどのような作業を重要だと感じているかは個人によって異なり、対象者一人ひとりに対して個別的な関わりをすることが重要であると学びました。講義でのグループワークを通して他者と意見交流をすることで自分にない視点を得ることができていると思います。【学部長】卒業論文についてどう思いますか。【名張】卒業論文はこれまでの学びの中で抱いた疑問を追求し、妥当性のある答えを明らかにしていく過程だと考えます。将来働いてからも研究を通してよりよい看護実践につなげていく必要があるため、卒SAPPORO MEDICAL UNIVERSITY LEAP 2026 保健医療学部長に聞く 学部が輩出する
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