札幌医科大学 大学案内 LEAP 2026
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保健医療学部長×学生対談保健医療学部保健医療学部 学部長教授 片寄 正樹  Katayose Masaki理学療法学科 第4学年今野 寛也Konno Hiroya札幌北高等学校出身作業療法学科 第4学年山本 夢華Yamamoto Yumeka037SAPPORO MEDICAL UNIVERSITY LEAP 2026私たちが目指す、これからの地域医療帯広柏葉高等学校出身業論文を通して研究の過程を学べることは自分の力になると思います。今後も先生方にご指導いただきながら、主体的に研究に取り組んでいきたいです。【今野】学生生活の集大成であり、医療人としての第一歩を踏み出すためのものだと感じます。これは、単なる学業のまとめではなく、自ら課題を見つけ、解決策を模索し、その成果を世の中に発信するという、研究者としての基礎を養う貴重な機会です。医療人として常に最新の知識を学び続ける追究心を得るためにとても重要だと思います。【山本】研究に必要な基本的スキルを身につけることができ、自分の興味がある特定のテーマに対して深く掘り下げることができるため、貴重な学びの機会であると感じています。研究を通して追求心を高めることで、臨床に出てからも様々な疑問から自身の学びに繋げていくことができると思います。【学部長】目指すこれからの地域医療のありかたはどのようなものでしょうか。【名張】在院日数が短縮されている現在、人々が住み慣れた地域で安心して過ごせる社会を目指す必要があると考えます。一人ひとりの望む生活の実現のために、医療者は、入院中から退院後を見据えた生活者の視点を持つこと、介護や福祉の関係機関と連携して継続的な支援をしていくこと等の関わりがより一層求められると思います。【今野】少子高齢化が進む現代において、地域に根ざした医療の重要性はますます高まっています。理学療法士は、専門的な知識と技術を活かし、地域住民の健康を支える重要な役割を担っています。地域包括ケアシステムの構築を推進し、誰もが安心して暮らせる社会の実現を目指すべきだと思います。【山本】高齢化が進んでいる今日、地域住民の健康寿命を延ばすためには予防医療が重要であると講義で学びました。病気を予防するためには地域住民が健康に向けた取り組みを自ら行うことができる知識を得ることが求められます。そのため、私たち医療職はその知識を病院内に留めるのではなく、地域教室などを行い生活の場に広めていくことが重要であると考えます。将来の医療職とは

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