滋賀医科大学 大学案内 2022
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 保健師とは、保健指導により人々の健康および生活の質(Quality of Life)の向上を目指した公衆衛生活動を行う看護専門職です。 主な活動の場は、1都道府県や市町村の保健所・保健センター、2企業や事業所の健康管理部門、健康保険組合、3地域包括支援センター(市町村が設置)です。 保健師が担う健康課題には、生活習慣病の発症予防や重症化予防、介護予防、児童虐待予防と育児支援、コロナ感染症・結核などの感染症対策、健康格差の是正などがあります。こうした課題は、経済成長や国際化、人口の高齢化、地域社会の脆弱化、家族機能の弱体化など、時代の影響や社会環境が複雑にかかわっています。そのため保健師は、問題を抱える当事者やその家族だけでなく、コミュニティや地域全体を相手に活躍しています。 本学では、根拠に基づいた公衆衛生看護活動を実践できるようデータ分析や事例検討などの能動的な学習を通じて基本的な力を養うカリキュラムと学習環境を用意しています。 助産師は、女性の生涯にわたる性と生殖の健康を支援する医療専門職です。出産のサポートはもちろん、妊娠、分娩後の女性、新生児への保健指導、さらには関連する健康相談や啓発活動も行います。 本学の助産師課程では、母子保健や女性の健康に関する課題について、助産師に求められる役割と責任を理解し、必要な助産診断と助産技術を習得することを目的として教育に取り組んでいます。特に、近年の助産師に求められる能力と実践への期待から、医学科産科学婦人科学講座、小児科学講座との連携により、能動的学習を導入した教育プログラムを実践しています。2020年度には、分娩介助シミュレーターが導入され、より助産実践教育が充実したものとなりました。教育媒体の充実、助産学教員の臨床経験の積み上げを意識していることで、助産教育の質が確保された教育体制が整っています。産科学・助産学の根拠を提示しながら、思考過程と助産技術の習得が体験できる充実したカリキュラムになっています。保健師課程(選択制:30名)助産師課程(選択制:8名程度)VOICEVOICE│在│学│生│の│声││在│学│生│の│声│ 少人数制のため先生から手厚いご指導をいただけるところに魅了され、本学で助産師を目指したいと思い、入学しました。実際に助産師課程に進むことができ、シミュレーターを使った講義や臨床に近い環境で、妊娠期にある女性と新生児に対するケアについて学んでいます。また、災害時や地域で活動する助産師の役割も学び、あらゆる段階の女性に寄り添える助産師を目指して頑張っています。大変なこともありますが、同じ志をもつ仲間と学ぶ日々が楽しく、毎日がとても充実しています! みなさんの頑張りを心より応援しています。楽しい助産師課程での生活!!看護学科 第4学年 久城 実由国立京都教育大学附属高等学校出身 大学卒業後は地元で保健師として働きたいと思い、保健師課程を選択しました。 保健師課程では、病院で出会う患者さんだけでなく、対象を地域や産業・学校にいる人たちに拡大し、その人たちの健康について考えます。 地域の健康問題をグループで考えたり、フィールドワークをしたりなど、学生主体で動く場面が多く、チームで共同することや能動的に学ぶ面白さを感じることができます。また公衆衛生看護の分野のみならず、行政分野など大学内外の様々な講師の方からの講義を受けられるのも魅力の一つです。 保健師を目指す人も、看護師を目指す人も、保健師課程で学びの幅を広げてみませんか。保健師課程を受講して看護学科 第4学年 尾﨑 真衣滋賀県立大津高等学校出身18医学部看護学科

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