滋賀大学 データサイエンス学部
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ROBOT学生の幅広い興味に対応することを目的に、誰でも希望すれば参加できるゼミ(通称自主ゼミ)を学期ごとに開催しています。このゼミでは、データサイエンス学部について質問するとロボットが答えてくれるというシステムを機械学習を用いて作成しました。ロボットは「滋賀大学に学生寮はありますか?」「勉強とバイトは両立できますか?」といった口頭の質問に合成音声で回答。オープンキャンパス時には、見学者の高校生に使ってもらえるよう展示も行いました。自主ゼミ「対話ロボットの作成」 ―対話システムをデータから学習―市川 治 教授人間の視覚機能をコンピュータに与えるコンピュータビジョン技術に関する研究を通じて、画像処理・画像解析に関する幅広い知識とその活用方法を学びます。学生は、まずコンピュータビジョン分野のさまざまな基本アルゴリズムについて学びます。次に、個別に目標を設定したうえで実世界情報を数値化し、画像に映されたシーンを自動解析するプログラムを作成します。また、数値化されたデータやその分析結果を実世界映像の上に合成することで、誰にでも理解しやすい形で情報を可視化する複合現実感(MR)技術にも触れ、それらを活用する方法について研究します。このような先端技術に関する研究開発体験を通じて、社会人として求められる問題解決能力を養います。画像からデータを自動抽出・解析し、さまざまな場面で活用する力を養成。【データ分析による意志決定支援】講義で学んだ分析手法を実際のデータに応用する力を養うだけでなく、その力によってどういう課題を解決したいか自ら考え、実際にその課題を解決するまでやり遂げる力も養います。具体的には、製造業や小売業の担当者に協力してもらい、学生向けに実際の業務課題とそれを解決するために役立ちそうなデータを提供してもらいます。学生は「何を分析すれば課題解決できるか」を自ら考えるところから悩み、企業担当者へヒアリングを行いながら問題設計をし、そこからデータと数学的手法を駆使して分析を行います。最終報告会では、分析結果だけではなくそれを用いたビジネス課題の解決方法について企業担当者に報告し、ビジネス的な視点からコメントをもらえます。企業で活躍したデータサイエンティストによる実データを使った実践型ゼミ。【コンピュータビジョン】河本 薫ゼミ佐藤 智和ゼミKaoruKawamotoTomokazuSato※ソフトバンクロボティクスのPepperを活用し当学部が独自に実施しています。Seminars11Faculty of Data Science

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