10企業のデータ活用事例の紹介やグループワークを通して、企業におけるデータサイエンスの活かし方を学ぶことができたと同時に、これまでの学びが実際の企業の課題解決の手法と結びつき、興味深く感じました。また、企業の課題に対して分析意識を身につけることができました。データサイエンスを用いた調査を一貫して行い、実践的なデータ分析を経験できる点が魅力です。目的に沿い、発表を想定し、かつ回答のしやすさを考慮したアンケートを作成することは意外と難しく、依頼者や課題に寄り添うための工夫が必要だと実感しました。データから価値を創出するために最も重要な力は、現場の悩みからビジネス課題を発見し、課題解決のために分析すべきデータを考えることです。講義では通信や航空、鉄道、製造などのビジネス現場でデータサイエンティストとして活躍されている方々を講師に迎え、実際のビジネス事例を元に課題解決に必要なことを学びます。ほかにはない、滋賀大学オリジナルの講義です。新野 美琴さん4年 出雲高校(島根県)社会の問題を適切に理解し、分析することが社会調査には求められています。また、学んだ理論や分析手法を元に、調査経験を積むことも大切です。そこで自治体や企業などと連携し、実際に調査を行います。1年間でアンケート調査の方法、回答データの前処理や分析方法などを実践形式で学ぶことができるほか、後半では外部に向けた発表会や報告書の作成などを通して分析の成果を公開します。宮下 晶さん4年 彦根東高校(滋賀県)授業のココがおもしろい!授業のココがおもしろい!企業でのデータ活用を学ぶことで課題への分析意識が身につく。調査の先に人がいることをアンケート作成で実感。ビジネス価値創造論03社会調査実践演習04
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