【データ構造の要約と視覚化】佐藤 健一 ゼミ【知的情報処理技術】飯山 将晃 ゼミ自主ゼミ 「医療統計に出会う」 ─医療統計の基礎を専門家から学習─和泉 志津恵 教授(専門 医療統計学)学生の幅広い興味に対応することを目的に、希望者が参加できるゼミ(通称自主ゼミ)を学期ごとに開講。当ゼミは2018年から始まり、延べ約50人が参加しています。月1回のゼミでは、『宇宙怪人しまりす 医療統計を学ぶ』や『宇宙怪人しまりす 医療統計を学ぶ 検定の巻』※を輪読し、医療における統計学の考え方を学びます。このゼミには、おしゃべり好きな学生が集まるようです。また年1回、この本の著者と学んだ内容を議論したり、製薬企業や大学病院で活躍する医療統計家やデータサイエンティストと進路を相談する場があります。医療統計に出会った学生は、3回生で医療統計ゼミに入ったり、医療系の企業へ就職しています。このほかのゼミ情報はホームページの各教員ページをご覧ください統計学の中でも、複数の変数の関係を明らかにする多変量解析を中心に学びます。数学的な理論とR言語を用いたコンピュータプログラミングの両方を習得し、データサイエンスを実装します。例えば、滋賀県観光統計調査から主要な周遊ルートを視覚化し、居住地別年代別にその傾向を解析。ほか、滋賀データ活用LABに参加し、約15万人分の健康診断データから生活習慣、食習慣、運動習慣がメタボリックシンドロームに与える影響を定量的に評価しました。さらに、経済学部附属史料館が保有する菅浦文書に収録された約1900点の花押の画像データを用いて、書状の書き手の特定も試みています。理論と応用の両輪を磨きながら、現実社会の問題を解決するノウハウを身につけます。コンピュータの目を通して世界のさまざまな現象を理解・分析することを目的として、画像処理・画像認識の技術とその産業応用(製造業・気象・一次産業・教育)に関する研究に取り組みます。実際にデータを扱ってみて初めてわかることも多いので,ゼミでは座学だけでなく実際のデータを使ったプログラミング演習を通して知識・技術を学んでいきます。その後、学生の興味に応じて個別の研究テーマを設定し、卒業レポートに向けてディスカッションをしながら研究を進めます。世界でまだ誰も取り組んでいない最先端のテーマを発見し、試行錯誤しながら取り組むことで、社会に出てから必要とされる問題発見能力と解決能力を身につけることができます。SATOHKenichiIIYAMAMasaaki※著者:佐藤俊哉 特任教授統計学とR言語を駆使して現実社会の問題を読み解く。画像・映像から人や環境を理解し、人間の活動を支援するシステムを構築。11Faculty of Data ScienceSeminars
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