島根大学 生物資源科学部 2021 学部案内
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自然を究きわめ持続可能な明日を創つくる自然科学研究科(博士前期課程)は,総合理工学研究科と生物資源科学研究科を融合した平成30年度設置の新しい研究科です。両研究科を統合し,3つの新しい専攻を設置しています。中でも環境システム科学専攻では,環境を中心とした融合的な教育を行うことに特徴があります。本研究科では確かな専門知識や技術,超スマート社会で主体的な役割を担うための情報技術力,外国語によるコミュニケーション力とグローバルな感性,そして柔軟な発想力を養います。それにより,科学・技術の発展と持続可能な社会の実現に俯瞰的・総合的視点から寄与できる創造性豊かな高度技術者・研究者及びグローバルな視野を持って地域社会の発展に貢献できる人材を養成します。生物資源科学部の各学科からは,主に環境システム科学専攻(環境共生科学コース),農生命科学専攻(生命科学コース,農林生産学コース)への進学となります。大学院自然科学研究科自然科学研究科では,研究科共通科目という科目群を新たに設け,その中に,研究科内の各専攻の内容を俯瞰できる概論的科目,英語科目,数理・情報・生物学の基礎を学ぶ科目,研究者・技術者としての教養を身に付ける科目,そして実践的な課題解決能力やグローバルな視野を養成する海外インターンシップ科目などがあります。これにより,理工学,環境システム科学,農生命科学を総合的に学ぶことができ,自然科学系の幅広い教養教育が可能です。学部から大学院を含めた5年間又は6年間の一貫プログラムも設置し,優秀な学生は,5年間で学部・大学院を修了できる道も拓かれます。理工学専攻農生命科学専攻環境システム科学専攻理工学専攻には,先端材料工学コース,数理科学コース,知能情報デザイン学コース,物理・応用物理学コース,機械・電気電子工学コースが設置されています。本専攻では,数理,物理,情報の基礎知識を身に付け,その知識を基に,数理科学,物理学,情報科学,機械工学,電気電子工学,材料工学の発展に寄与し,新たな科学技術や社会の創造に貢献できる国際感覚に優れた高度技術者・研究者を養成します。環境システム科学専攻には,地球科学コース,環境共生科学コース,物質化学コース,建築デザイン学コースが設置されています。本専攻では,地球科学,環境共生科学,化学,建築学の基礎知識を身に付け,その知識を基に,環境と調和したより豊かな社会の構築に貢献する,実践力と創造力を備えた国際感覚に優れた高度技術者・研究者を養成します。農生命科学専攻には,生命科学コース,農林生産学コースが設置されています。本専攻では,生命機能を科学する能力を備え,農林生産物を利活用するための高度な専門知識・技術・課題解決能力を有し,かつ国際感覚に優れ自立的で人間性豊かな高度技術者・研究者を養成します。科学技術や社会の創造に貢献環境と調和した社会への貢献生命科学と農学の発展に貢献教育の特色・カリキュラム Concept & Curriculum[博士前期課程]“いのち”あふれる地球を育む18

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