島根大学 生物資源科学部 2021 学部案内
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ZoomUp!Study!個性豊かな教員が学生と一体となり,様々な研究に取り組んでいます。こんな研究をやってます!私たちは生命を維持するために,必ず食品からエネルギーや様々な栄養素を摂取しなければなりません。「栄養価」や「美味しさ」という特性に加えて,食品には「健康を保つ」という機能が備わっています。近年,生活習慣病などの予防を目指した「機能性食品」が注目されていますが,食品に含まれる「機能性成分」には,大きく分けて2種類あります。1つは,消化管(口,胃,小腸,大腸)の中で働き,他の食品成分や腸内フローラ(腸内細菌叢)と相互作用することで,健康維持に役立つものです。もう1つは,吸収されて血液中や体内の臓器に輸送されてから働くもので,体内へ吸収されて標的となる臓器に到達するこ私はこの2年間,島根県邑南町の水田へ行って,土壌の水分量を測定しました。これは水田放牧プロジェクトの研究です。水田放牧とは,水田として使われていた場所で,稲ではなく牧草を育て,そこで牛を飼うことです。水田の新しい利用方法として将来有望ですが,課題もあります。水田はもともと水を貯めるように作られているので,雨が降ると,土壌が長い間湿ったままになります。牧草の生育には不向きです。また,場所によっては,山林に降った雨水が地下を通って水田に入ってきます。つまり,水はけの問題は土壌だけでなく,地下水とも関係しています。私の役割は,水はけを改善する安価な手法を提案するこ園芸利用学分野では,ブドウやカキといった果実やトマトなどの果菜を主な材料として,栽培中や収穫後の生理現象の研究,収穫後の加工や保存による成分変化,ゲノム編集技術を用いた品種改良など,様々なアプローチで研究を行っています。その中でも今回は種無しブドウの栽培に関わる研究について簡単に紹介します。日本国内の種無しブドウ生産の多くは蕾や果房へのジベレリン処理により実現しており,一般的には2回の処理が必要で高齢化の進む生産者の間で大きな負担になっています。そこで,本研究室では,ジベレリン応答に優れる突然変異ブドウの研究や,ジベレリン処理をしなくても種無しになるとで,はじめて機能性を発揮することができます。このように食品成分は様々な種類があるだけでなく,その化学構造に応じて生体に対する作用の仕方が異なります。このような「生体利用性」に関する研究を通じて,より健康的な食生活を送るための科学的根拠となる研究を,学生の皆さんと一緒に行っています。とです。測定してみると,周囲に排水路を設けた区画は土壌水分があまり高くならないことが分かりました。地下水の流入を防いでいるためと考えられます。一方,水田土壌の排水性を高める新しい方法には難儀しています。この調査を通して,水田放牧にもともと適した場所を見つけることが重要だと感じました。突然変異のゲノム編集によるブドウへの導入に取り組んでいます。これらの研究成果が活用できれば,生産にかかる労力の低減が可能なブドウ品種の開発につながります。他にも,伝統的な生産方法をベースにしながら生物学・化学の最新の知識や技術を活用した研究開発に取り組んでいます。食品の機能性の科学的根拠を明らかにする農地の使い方を広げる果実の生産や利用における課題の克服に向けて【食品代謝機能学】【農地環境工学】【園芸利用学分野】室田 佳恵子教授深田 耕太郎助教渋谷 知暉助教“いのち”あふれる地球を育む22

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