島根大学 生物資源科学部 2021 学部案内
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生命科学科農林生産学科環境共生科学科附属生物資源教育研究センター大学院自然科学研究科食生命科学コース食に関わる生命現象を解明する2年次から本コースに入り,3年次前期までに種々の専門科目を学びます。食の生命科学に関する基礎領域として,食生命科学特論,食品生化学,食品衛生学,食品微生物学,栄養生命科学などを,また,応用領域として食品バイオテクノロジー,食品機能学,動物細胞工学,食分子細胞生物学などを履修します。生命機能化学コースと共通の12種類の実験科目も受講します。3年次後期から研究室に分属し,卒業研究に向けた活動が始まります。本コースでは,脂肪細胞を用いた肥満のメカニズムの解明,脂肪酸由来生理活性物質の生合成機構,動物培養細胞を用いた生理活性物質の作用機構,腸内細菌の生理機能,脂溶性機能性食品成分の生体利用性,植物のタンパク質輸送因子,コエンザイムQ10の生産,ストレス応答,穀物の栄養成分の蓄積機構などの研究が行われています。学生が学会で研究発表することもよくあります。取得可能な資格●教育職員免許状(高等学校一種(理科),中学校一種(理科))●食品衛生監視員 ●食品衛生管理者 ●食の6次産業化プロデューサー水圏・多様性生物学コースマクロな視点から生命現象を科学する1年次には基盤科目を中心に履修し,生物生命科学の幅広い範囲の知識を学びます。学年が進むと,より専門的な講義を履修するとともに,実習を通して行動・生態・進化など,マクロな視点から生物を理解するための実験・野外調査・理論の技術を修得します。これらの学びを通して科学的思考と方法論も身に付けていきます。3年次の後期には研究室分属が決定し,4年次の卒業研究では,隠岐諸島や宍道湖をはじめとした山陰の生態系にみられる動植物の進化・生態学的研究を行い,マクロな視点から生命現象の謎に迫ります。取得可能な資格●教育職員免許状(高等学校一種(理科),中学校一種(理科))●学芸員 ●食の6次産業化プロデューサー【進化・生態の研究】動植物の遺伝的分化・系統進化,島嶼生物の保全遺伝,環境DNAを用いた生物モニタリング,頭足類や哺乳類の生殖機構,生物多様性の進化・維持機構の理論分析など,個体から生態系レベルまでの生物現象について進化・生態学的な研究を行っています。〈写真左〉清酒酵母の形態〈写真右〉酵母の発酵試験7島根大学 生物資源科学部

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