島根大学 人間科学部 GUIDE BOOK 2021
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17Faculty of Human Sciences, Shimane University人間科学部における特徴的な授業として、地域の現場に出かけて学ぶ地域実践の授業が挙げられます。1年次の「人間科学地域実践入門」では、社会福祉施設、自治体保健課、子育て支援センターなど、コースごとに地域の様々な現場で、職員の方や利用者の方からお話を聞いたりしながら、見て・聞いて・感じて学びます。大学で学んでいることが実社会の中でどのように生かされているのかを直接知り、また、現場で学んだことを大学で振り返るというように、理論と実践を往還させて学びを深めていきます。もう一つの特徴的な授業として、「インタラクティブ・プレゼンテーション・ミーティング(IPM)」があります。IPMでは、コースを越えて学部全体のメンバーが一堂に会して、互いの研究や実践の成果を発表しあい、様々な人に対して自分の考えを伝える力、様々な人の考えを聴く力を身につけます。また、他のコースで学ばれていることは、自分のコースで学んでいることとどのような違いがあり、どのような関連性があるのか、同じコースでも人によってどのように着眼点や関心の持ちようが異なるのかということに気づき、他者と協働する力を身につけていきます。地域実践基盤科目・地域実践展開科目人間科学地域実践入門地域の現場で学ぶ「見て、触れて、感じて、学ぶ」ことを大切にし、1年次から、地域実践基盤・地域実践展開科目で、学外の様々なフィールドで体験実習を積み重ねながら、これからの社会や人間をささえるスキルを磨きます。コミュニケーション能力を養う「インタラクティブ・プレゼンテーション・ミーティング(IPM)」では、全てのコースの学生が一堂に集まり、互いの地域実践や研究の成果を発表します。異なる観点を持った人々とアイデアを交換するための「聴く」「伝える」スキルを磨き、社会の中で人と人とをつなげて問題解決をしていく力を育みます。自分で進んで学んでいくさらに高度なことを学ぼうとする人のために、「海外研修」や、教員の研究を手伝いながら学ぶ「リサーチ・インターンシップ」などの授業を用意しています。人間科学部の特色ある授業について学部長の村瀬先生に聞いてみました村瀬 俊樹島根大学人間科学部長人間科学地域実践入門地域の現場に出て、理論と実践を往還させる学びインタラクティブ・プレゼンテーション・ミーティング(IPM)コースを越えて、他者と協働する力を身につける

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