島根大学 教育学部 学部案内 2022
17/22

教育実習を通して,教師力を身につける学校教育体験領域「学校教育体験領域」とは,附属幼稚園・附属義務教育学校での360時間*を必修とする充実した教育実習を通して,教員に必要な教育実践力や資質を身につけていくものです。教育実習は子どもとのふれあい体験,授業観察,授業計画・設計,授業実践,学級経営のトレーニングなどの段階を踏みながら体系的に行われます。また,大学の講義や演習で学んだことを教育実習で生かしたり,教育実習で得た疑問や関心に基づいて大学での研究を進めたりするなど,理論的学修とリンクさせながら学びを深化させます。学校教育実践研究Ⅰ [20時間]学校教育実習Iの事前・事後指導を行います。大学4年間の学びにおける教育実習の位置づけを理解するとともに,「教わる側」から「教える側」への視点の転換を図ります。また,教師に必要なコミュニケーション能力(話す・聞く)と授業を観察する目を養うトレーニングは,これからの教育実習の基盤となります。教わる側から教える側へ授業設計の基礎を培う学校教育実習Ⅱ [20時間]2年生では主専攻ごとに実習を行います。附属義務教育学校で主専攻の授業を観察して授業について協議したり,指導案や教材の作成にかかわる活動をしたりします。また,模擬授業演習を行うことによって授業をつくる体験をします。学校教育実習Ⅰ [20時間]附属幼稚園・附属義務教育学校で5日間の授業観察実習を行います。授業を「観察する」「記録する」「協議する」という3つの活動を通して,「教師」を初めて体験します。幼稚園児から中学生までの子どもを「成長•発達」の総体としてとらえ,「教師としての立場」から学校を把握し,教職への理解を深めていきます。※臨床・カウンセリング体験(60時間)を含む時間数です。教材研究と教材および学習指導案を作成し,模擬授業を通して指導案の検討を進める中で,授業を構想する力を育てます。授業を構想する力これまで培ったスキルを基盤に,実際に子どもの前で授業を実践することになります。教科や教える内容についての専門的な知識と授業を行うパフォーマンス力が実習の中で融合されます。授業を実践する力体験で養うつの「教師力」年年小学校での学習支援授業を「観察する」「記録する」「仲間と協議する」という体験を通して授業の構造を理解します。わかりやすい授業に隠されている教師の工夫を見つけることができるようになります。授業を観察・分析する力「教師力」 その「教師力」 その「教師力」 その

元のページ  ../index.html#17

このブックを見る