島根大学 生物資源科学部 2023 学部案内
21/28

21私は高校生の頃生物選択でしたが,土壌分野に魅了され物理が中心の現在のコースに飛び込みました。この学科は生物と物理の幅広い分野を学ぶ事が出来るほか,夏になると県外へのフィールド演習に参加することもできます。大学は専門分野に縛られず,自分の視野を広げることができる場です。何かを始めたり終わらせるにあたって不安はつきものですが,飛び込んで初めて見えてくる景色があります。これから出会う人や待ち構えている出来事に期待をして,ぜひ多くのことに挑戦してみてください。そして今いる場所で自分が何をできるのか考え,精一杯楽しんでください。農林生産学科森林学コース 3年生環境共生科学科地域工学コース 土壌環境研究室3年生森林学コースでは森林計画学や森林生態学など,様々なアプローチから森林を学ぶことができます。大学周辺の森林での実習も多くあり,チェーンソーを使った木の伐採は滅多に出来ない経験でした。日本の国土の約7割は森林です。この豊かな森林資源について,深く学んでみませんか。みなさんも1つのことに縛られることなく,視野を広く持って,様々な体験をしつつ,自分の進みたい道を見つけてください。私は現在所属している地域工学コースで,主に水や土の物理的性質の知識を基礎とした科目を工学的な観点から学んでいます。物理的な知識をベースとした授業が多く存在するコースですが,私は大学に入学後に初めて物理の勉強をしました。入学の際には大好きな生き物についてより深く学びたいと考えていましたが,入学後に様々な授業を受け,最も惹かれた分野を学べるこのコースを選択しました。そして,先生方の丁寧な指導のおかげもあり,十分な知識と技術を身につけ,充実した学びを得る日々を過ごすことができています。当然ながら選択するコースによっては生き物についても深く学ぶことができるため,皆さんの「学びたい」も幅広い選択肢から選び,充実した学びを得ることがこの環境共生科学科ではきっとできるはずです。環境共生科学科地域工学コース 2年生島根大学 生物資源科学部 2023MESSAGE05MESSAGE04MESSAGE06飛び込んで初めて気づくことがある環境共生科学科では,座学だけでなく,実験や実習を通じて私たちはどうやって自然と共存していくのかを考えていきます。1年次は全員が主に基礎知識を固める為の授業を受けますが,2年生以降は4つのコースに分かれ,自分の興味や関心に合わせた発展的な科目から学びを深めていきます。私はその内の地域工学コースで土壌学や測量学について学んでいます。例えば,土壌はそこで暮らす生物や農業の基盤となる必要不可欠な存在です。発見は興味への第一歩!みなさんは森林や林業について,どのようなイメージがありますか。コースに分かれる前の私は,林業は大変そうというイメージを持っていました。知識がなくても,まずイメージを持つことは大切なことだと思います。そのイメージは深く学んでいく中で,新たな発見に変わるかもしれません。その発見が必ずしも良いものとは限りませんが,現状に向き合うことは専門分野を深く理解することに繋がります。私の場合は,林業は大変そうというイメージが,実習などを通して林業は本当に大変に変わりましたが,その体験によって森林の管理に興味を持ち,山を歩くことがより楽しくなりました。自分の「学びたい」を見つけられる環境共生科学科では土や水,生物といった資源や環境と共生するために必要な専門知識や技術を,学科の枠にとらわれず幅広く学ぶことができます。また,4つある教育コースの決定後には,コースごとで発展的な科目や実践的な技術を学ぶため,幅広い学びだけでなく,深い学びも得ることも可能です。山﨑 一真さん渡部 順基さんアクマル 澪生ナディアさん

元のページ  ../index.html#21

このブックを見る