初期研修PBLチュートリアル臨床実習前教育地域医療体験実習早期体験実習医師としての研修医師国家試験共用試験医学の急速な進歩は、医療の専門化と高度化を導き、高度な知識と技術を持つ医師が求められています。また、近年の医療現場の複雑化に伴い、医師には広い教養と豊かな人間性、高い倫理性が要求されます。このような情勢に対応して、医学部医学科以外の分野を専攻し学士の学位を取得した者で、専門分野で学んだ知識を医学に生かすことのできる優秀な人材に対し、医学修得の道を開いています。そして、医学の研究、教育及び診療の将来を担い、地域社会の発展にも寄与できる医師の育成を目的としています。特に、専門分野で学んだ知識を生かして将来研究者を志す方のために医学研究の基礎を学び、研究に参加できる支援体制も用意し、科学的探究心の涵養を図ります。高度先進医療から地域でのプライマリ・ケアまでを学ぶことで、将来の医学・医療を担う医師として必要な幅広い臨床能力と高い倫理観を修得します。入学後の早期に医療現場を体験する早期体験実習、1年次から全学年を通して参加できる県内各保健所及び地域医療機関で行う春季・夏季地域医療体験実習並びにフレキシブル体験実習、3・4年次の環境保健医学実習、4年次後半から6年次後半にかけて行う臨床実習、地域医療実習など、地域を基盤とした臨床教育の充実を図っています。■1年次に、本学医学部附属病院において、医療がどのように行われているか、患者・医師関係や医療者の役割、チーム医療の重要性などを学びます。臨床実習を開始するのに必要な能力(知識・技能・態度)を全国統一の試験を用いて評価します。■大学病院における高度先進医療を学ぶとともに、地域との連携、他職種との連携について理解を深めます。■スキルスラボの専任教員を配置し、充実したシミュレーション教育を実施しています。早期体験実習医学部の中で最も長い実習です。医学生は、医療チームの一員として、実際の診療に参加し、指導医のもとで医療の基本を学びます。教員による指導健康相談■県立中央病院に加え、出雲市内の診療所、県下の中山間地・離島(隠岐の島)の地域医療機関等での実習を行います。■海外の地域医療体験実習も実施し、国際的視野を備えた地域医療人育成に取り組んでいます。海外での臨床実習島根県内の高等学校等を卒業し、或いは高等学校等在学中に島根県内に在住していた者で、4年制大学を卒業した者のうち、将来、本学医学部附属病院を含め島根県下の医療機関で地域の医療を担おうとする熱意と使命感をもった者を対象に、地域枠入学制度を設け、地域医療を担う医師の育成を図ります。GUIDE BOOK091年次早期体験実習地域医療体験実習■実際に医療現場を経験することにより, プライマリ・ケアや地域包括ケアの重要性を理解します。4年次大学病院実習5年次6年次初期研修地域医療実習学士入学臨床実習・地域医療実習(医学科2年次・3年次編入学)地域枠診療参加型臨床実習(クリニカル・クラークシップ)
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