島根大学 医学部案内 2025
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手術支援ロボットda Vinci Xi(ロボット支援手術推進センター)2022年10月からは手術支援ロボットda Vinci Xi 2台が稼働中で、肺がん、胃がん、直腸がん、子宮がん、前立腺がん、腎がん、膀胱がん等の悪性腫瘍のほか、縦隔腫瘍、子宮筋腫、腎盂尿管移行部狭窄等に対してもロボット手術を展開しています。先天性心疾患に対する外科治療(小児心臓外科)山陰地方で唯一、先天性心疾患に対する外科治療を行っています。2013年に第1例目の手術を行って以来、年間約50〜70例の手術を行っています。小児循環器や麻酔科の医師、臨床工学技士、看護師の皆さんとのチーム医療によって良質な外科治療を提供しています。統合腎疾患制御研究・開発センター(IKRA)IKRA とは、腎臓の診療・研究に携わる内分泌代謝内科、総合診療科、泌尿器科、膠原病内科、臨床検査科、腎臓内科の6科体制の組織です。「腎臓の老化制御」を目的とした研究コアを発足し、先進的な腎臓研究を展開して行きます。脳卒中ケアユニット(高度脳卒中センター)脳卒中ケアユニットstroke care unit:SCUは脳卒中専門の集中治療室で、高度脳卒中センターのメンバーが24時間対応し、地域の先生方と連携しながら患者さんの回復を促します。2022年4月からは6床に増床し、より多くの脳卒中の患者さんの治療が可能となっています。小児脳神経外科(小児脳神経センター)新しく、こども(15歳以下)の多彩な中枢神経系疾患の外科治療を担当しています。成長・発達を常に念頭において診療にあたる必要があり、小児科など多くの関連診療科と密に連携しながら、低侵襲・短期入院で丁寧な診療を心がけています。総合診療医センター2021年度より島根県内の10の専門研修プログラムを準備した総合診療医育成施設を軸に島根県と連携し、オール島根で総合診療医を育成しています。専門研修プログラムが円滑に運用され、満足度の高い研修プログラムとなるよう、総合診療医センターが支援します。GUIDE BOOK16病院長あいさつ島根大学病院は「地域医療と先進医療が調和する大学病院」を理念として、地域の中核病院に相応しい医療提供体制を構築しています。手術ロボットda Vinci Xi 2台の効率的運用を図るロボット支援手術推進センター、島根県全域を対象とした外傷・救急医療を司る高度外傷センターと高度脳卒中センター、先天性心疾患に対する外科治療や小児脳神経外科(小児脳神経センター)など高難度小児疾患に対する医療提供体制の充実化、先進的な腎臓研究を展開する統合腎疾患制御研究・開発センター(IKRA)など、大学病院の総合力として地域完結型の高度医療を提供しています。教育面では、病院医学教育センター、総合診療医センターや大田総合医育成センターで卒前・卒後教育の充実化を図り、地域社会に柔軟に対応できる優れた医療人の養成を行っています。病院長椎名浩昭病院の取り組み医学部附属病院

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