下関市立大学広報 第85号
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The Shimonoseki City University Public Relations N0.852018.7.13下関市立大学News&Topics特待生として表彰されました(下関商業高等学校出身)国際商学科4年平岡 陽香 特待生の表彰を受けることは、大学入学当初からの目標でした。そのため、授業の後には復習をしたり、試験の3週間前から勉強を始めるようにしたり、自分なりに努力を重ねてきました。そして、2年生に上がる時、初めて特待生の表彰を受けました。自分の努力が認められた気がして、とても嬉しかったのを今でも覚えています。それからは、毎年特待生の表彰を受けることが目標になりました。時には勉強につまずき、心が折れそうになることもありました。しかし、そんな不安な気持ちを支えてくれたのは“特待生の表彰を受けた”という自信でした。「あの時頑張れたんだから、今も頑張れるはず」と、一つひとつ課題を乗り越えてきました。その結果、3年連続で特待生の表彰を受けることができ、今は嬉しさとほっとした気持ちでいっぱいです。特待生の表彰を受けることを目標に過ごした大学生活は、とても充実したものとなりました。来年には社会人になりますが、新たな環境でもこの経験を生かし、より一層努力を重ねていきたいと思います。本当にありがとうございました。懸賞論文の執筆を終えて学友会執行部の活動について(兵庫県立川西緑台高等学校)第14代学友会長 国際商学科4年今井 皓基 学友会執行部とは、体育会、文化会及び大学祭実行委員からなり、学生の諸活動を支援する学生団体です。定期的に学生総会を開催し、本学の学生の皆さんがより良い環境で大学生活を送れるよう、多くの意見に耳を傾け、学生代表として大学側と交渉を行っています。 4月には新入生歓迎パンフレットの配布や歓迎行事としてサークルセッションの運営等を行い、新入生に本学に馴染んで頂けるよう努めています。また3月には卒業パーティーを主催し、卒業生同士や先生との最後の交流の場として役立てています。さらに学内で献血を行う場合には多くの方にご協力頂けるように呼び掛けを行っています。 本年度は、昨年以上に各組織との連携強化を図っています。具体的な施策としては共有スペースの利用システムの改善を行いました。また今後は、部費・補助金システムの見直し、練習環境改善に注力していきたいです。常に広い視点を持ち、本学の学生の皆さんの活動を支えていく為、活発に活動を行っていきたいと考えています。連載企画私のゼミ私のゼミ中嶋ゼミ(レジャー・スポーツ産業論)2018年度再スタート教授中嶋 健 2004年度からはじまった中嶋ゼミ(レジャー・スポーツ産業論)は、2013年度より5年間休止していましたが、新カリキュラム「専門特講(スポーツ産業論)」を開講すると同時に今年度より再スタートしました。 19世紀、主にイギリスを中心に誕生した近代スポーツは、地球規模で普及、進展し、現代の経済、政治、社会に密接な文化として存在しています。また「文明化」の過程で誕生したレジャーもそうです。レジャーやスポーツは、いわば気晴らしの娯楽ですが、その発生の歴史と現在は、すぐれた知的探求の対象です。 ゼミ生達は、スポーツとレジャーの社会科学分野の諸研究の理解と批判的考察によって、彼らの知的好奇心を膨張させ、現代社会に対する深奥な問題意識を持つことになると思います。 また、座学だけでなく、現代社会におけるレジャーとスポーツの様々な表象を経験する活動も実施し、質の高い卒業研究の完成をゼミ生同士の議論と努力によって目指します。 これまでのゼミ活動の詳細は、下関市立大学レジャー・スポーツ産業論ゼミHP(https://www4.hp-ez.com/hp/scusli2004/page1)をご覧ください。(兵庫県立三木高等学校出身)経済学科4年小林 祐太 商工総研主催の第31回中小企業懸賞論文において、山口俊貴・藤井聖大・小林祐太の連名で執筆した論文「地方銀行による農業参入の意義と経営支援の方法について」が金融部門で準賞に選ばれました。 この論文では、衰退の一途をたどる農業において、地方銀行が農業法人へ経営支援を行うには、地方銀行自らが農業に関わり、ビジネスモデルを確立することが重要だと論じました。事例として、鹿児島銀行による農業法人設立を取り上げ、それを基に従来から行われてきた財務的経営支援に加えて、農業参入を検討する法人と農家とのマッチングや、非財務的支援も行うことが大切だと分析しました。 論文執筆にあたり、テーマや方向性を決める際に試行錯誤しましたが、グループで協力し、より良く、他にないものを作成しようと意識し調査、分析、執筆しました。今回の受賞は、私たちが所属する森祐司ゼミでの森先生からの熱心なご指導、またゼミのメンバーから頂いたコメントやその他協力いただいた方のお陰だと感じており、心から感謝しています。

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