下関市立大学広報 第88号
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国際商学科1年王 海楠(中国・河北省出身)国際商学科2年賈 慧 (中国・山東省出身)4The Shimonoseki City University Public Relations N0.882019.7.1国際交流 元号が令和になり、快晴になった5月2日に、私たち留学生は赤間神宮に参りました。水天門を通り抜けて、二階の部屋で振袖の着付けをしてもらいました。しばらくすると息が苦しくなりましたが、あっという間に、皆は普段着とは違う美しい着物姿になりました。着物を着付けてもらっている時は、息苦しく動きにくかったですが、着物の特性から背筋が伸び、姿勢が良くなりました。女性の優しさと美しさを表現できました。 そして、着物をじっくり見れば、意味深い柄を味わうことができました。色彩と生地に惹かれ、皆と一緒に話したり、沢山の着物に触れたりして、盛り上がりました。 いよいよ参拝が始まり、本学以外の方々と並んでいるうちに、柄の無い着物にも惹かれました。振袖より目立たないのに、淡泊な和の色合いを見ると、私の気持ちも穏やかになりました。非常に美しいものでした。 最後に、拝殿で安徳天皇を参拝し、新元号を迎え、永遠の平和を願いました。着物との出会い、令和の始まり国際商学科2年吉澤 真穂(大分県立大分舞鶴高等学校出身) 私は今回、「日本にいながら世界を知ろう!!」でトルコからの留学生であるオズデル イレム ギュルさんのプレゼンテーションを聞き、トルコという国について詳しく学びました。 これまでトルコは、私たちの住むアジアとヨーロッパをつなぐ国という大まかな認識で、旅行するには少し治安が気になるというイメージを持っていました。しかし、今回留学生のイレムさん(トルコ出身)のプレゼンテーションを聞いて、現在私の住んでいる下関市は、イスタンブール市と姉妹都市ということを聞き、また観光地としても安全で人気な場所ということが分かりました。特に、下関市にある「火の山公園」から見える景色と同じような景色を遠く離れたトルコでも見ることができるということを知り、ぜひ訪れたいと強く感じました。 トルコについての話を聞くことはめったにないので、留学していなくてもこのような現地の方の視点を知るよい機会であり、学内でもっと留学生の皆さんと交流していきたいと感じました。そして私自身も海外の方に堂々と日本の良さについて話ができるように努めていこうと思います。「トルコ」に対する認識の変化 4月2日に行われた下関探検・防災ツアーには、新入留学生全員と留学生チューターが参加しました。路線バスの乗り方を教えながら消防防災学習館「火消鯨」に向かいました。移動中も留学生と留学生チューターはよく話をしました。 火消鯨では、地震がどのようなもので、どのような備えがあれば良いかがわかる映像を見た後、一人ずつ消火体験を行いました。また、実際火事にあった場合の通報模擬練習も行い、一人ずつ救急救命のやり方も体験しました。 今回のツアーを通して、自然災害の恐ろしさと対策、救命処置について詳しく知ることが出来ました。特に日本の救急と火災の電話番号は母国と違うので、注意しなければならないことを学びました。今回の下関探検・防災ツアーは新入留学生にとって様々なことを知る絶好のチャンスでした。また、このようなツアーを通して、新入留学生と先輩が互いにコミュニケーションをとり、より充実した4年間を過ごせることを願っています。 下関探訪・防災ツアー 春学期の初めに、私たち留学生は日本の生活習慣を学ぶため、様々なオリエンテーションに参加しました。そのオリエンテーションの一つに、下関環境みらい館の見学があります。 環境汚染では、特にゴミの問題が深刻です。環境みらい館では、日本のゴミの分別方法について説明を受けました。日本全国で分別の方法は一様ではなく、場所によって違うルールがあるということを学びました。日本ではゴミの分別の種類やゴミを捨てる曜日も決まっていて、トルコではこんなに複雑ではないので、それを聞いてびっくりしました。 一通りゴミについての話を聞いた後、そこに集められるゴミや分別の作業をしている人々を見ながら工場の中を見学しました。最後に、古い牛乳パッケージを使った古紙できれいなピンク色の絵葉書を作って見学を終えました。 日本で暮らす留学生は、自分でゴミを分別しなければならなくなるので、非常に役に立つ体験になりました。今日出すゴミ袋は赤!?オズデル イレム ギュル(トルコ・科目等履修生(外国人留学生))

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