下関市立大学広報 第88号
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5The Shimonoseki City University Public Relations N0.882019.7.1国際交流彭 仁萱(台湾・銘傅大学交換留学生) 4月4日(木)下関市立大学入学式が行われた日の午後に、SCU国際交流会館で日本舞踊の開講式が行われました。 日本舞踊はきれいな着物を着て、踊りと民謡を合わせて、舞台上で上演する日本の伝統的な文化です。外国人から見て、本当に美しい文化だと思います。開講式の日、入部希望者は日本人のほか、中国人、タイ人やトルコ人など、様々な国の留学生が訪れました。先生は着物の着付けを教えてくださいました。初めは複雑で難しいと思いましたが、先生は熱心に教えてくれて、勉強になりました。いつか自分で浴衣をきれいに着たいです。また、みんなと一緒にお菓子や飲み物を食べたり、しゃべったりして交流し、楽しい時間を過ごせました。 私にとって、日本舞踊は留学中に体験したいことの一つです。留学生も着物を着て舞台で踊る機会があり感動しました。これからも世界中の人たちにこの美しい日本の文化を伝えたいと思います。日本の伝統文化にふれて准教授クリステン サリバン(国際交流委員会副委員長) 4月22日にアメリカのカリフォニア州にあるコントラ・コスタ・コミュニティ・カレッジ・ディストリクト(CCCCD)のSteven Hales氏が本学を訪れ、CCCCDへの留学について学生に対して説明会を行いました。CCCCDは3つのカレッジ(コントラ・コスタ・カレッジ、ディアブロ・バレー・カレッジ、ロス・メダノス・カレッジ)で構成されており、Hales氏はそれぞれのカレッジの特徴や違いなどを説明し、留学することのメリットについて語りました。 本学は2004年にピッツバーグ市(下関市の姉妹都市)にあるロス・メダノス・カレッジ(LMC)と交流協定を結び、これまで30名もの学生がLMCへ留学しました。今年の4月に本学とCCCCDとの間で新たな覚書と留学に関する協定書が締結され、この協定によりCCCCDのすべてのカレッジへの留学が可能になりました。早速、この8月から2名の学生がディアブロ・バレー・カレッジ(DVC)へ留学する予定です。 本学で派遣留学の募集が4月1日~5月20日頃と10月1日~11月20日頃の2つの時期に分けて行われます。次のCCCCD留学の募集はこの10月1日から始まります。アメリカ留学をはじめ、留学を考えている学生は早くから余裕をもって国際交流センターに行って相談してください。アメリカの協定先(CCCCD)から来学大学院経済学研究科1年辛 麗(中国・青島大学出身) 4月4日、柔らかな春の陽射しに包まれた良き日に、下関市立大学第58回入学式が行われました。今回は平成時代の最後の入学式ということで、とても有意義に思いました。 大学院は2年間で、あっという間に過ぎていくことと思いますが、常に求め、努力し、備え、たくさんの体験ができる2年間にしたいと思います。現在、中国では少子高齢化、経済のバブル化、貧富の差、教育の不公平などの問題は山ほどあります。このような困難な課題が渦巻く中にいるからこそ、大学院で専門的な知識を習得し、多様な物の考え方、グローバルな視野と行動力、コミュニケーション力などの力を身につけ、問題を解決できるように努力していきたいと思っています。 これからの大学院での日々に大きな夢と希望を抱き、新しい出会いに真摯に向き合い、勉学に励み、新しい人生の一歩を歩み始めたいと思っています。第58回入学式・大学院で学びたいこと国際商学科2年イムラン アリ(パキスタン・ラホール出身) 「豊北きらきらこども園」のボランティア活動に参加しました。子どもたちに英語のネイティブの発音、ジェスチャーなどを紹介するのがこのボランティアの目的です。 今まで私は、ボランティア活動なんて対価のない労働で、何かするのであればアルバイトで給料を得ながら新しいスキルを身につけていった方がいいのではないかと思っていました。しかし、子どもに接することが苦手な私にとって、ボランティア活動を通じた絶好のチャンスなのではないかと思い、参加することにしました。非常に元気のある子どもたちと英語でちょっとした会話をしたり、昼休みに鬼ごっこをしたり、昼食を一緒に食べたりしたことで、ただ素直に子どもに接すればいいだけだと気付き、少しずつ苦手意識が消え、少しの時間でしたが自分が大きく成長したと実感しました。 今回のボランティア活動を機に、今後は様々なボランティアに挑戦してみたいと思えるようになりました。豊北きらきらこども園のボランティア活動に参加して

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