下関市立大学広報 第89号
3/8

The Shimonoseki City University Public Relations N0.892019.11.13就職支援2019年度インターンシップの報告とお礼(キャリア委員会副委員長)准教授菅 正史 本学では、キャリア教育の一環として、授業科目(単位認定)型のインターンシップを実施しています。本年度も、33の企業・団体に、58人を派遣することができました。各企業・団体の皆様方、なかでもプログラム内容の企画・社内調整や、実施・フィードバック等にご尽力いただきましたご担当者に、この場を借りてあらためて御礼申し上げます。ありがとうございました。 教育効果の観点からインターンシップを見ると、「参加した」という事実よりも、その経験をしたことで「何が変わったか」が重要と考えています。学生の皆さんには、事後学習等の機会に、自分が体験したことを思い返してみたり、そこにどのような「意図」が込められていたかと考えてみたりしてほしいと思います。若い時期の経験が、職業選択のみならず、これからの学習・思考・行動の貴重な糧(かて)となることを願っています。 これからもインターンシップをはじめ、本学の教育・研究活動にご協力いただきますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。海外でのインターンシップに参加して(筑陽学園高等学校出身)経済学科3年北川 諒 私が今回インターンシップに参加を志望した動機としては、実際に現地に赴いて自分の眼で直接見て学び、将来海外でも通用するような人間になりたいと思った為です。シンガポールという経済発展目覚ましい異国の地で様々な異文化や価値観に触れながら仕事を行うことは、必ず自分自身の成長に繋がると考えました。 今回は約2週間の研修の中で、実際の会議に参加、社員や店舗スタッフの方々との英語でのコミュニケーション、アンケートなどの現地調査など絶対にここでしか体験できない貴重な時間を過ごすことが出来ました。そんな日々の中で感じたことは国際的な視点を持つことの重要性です。グローバル化の潮流に乗り遅れていては今後生き残っていくのは難しいと思います。 この機会は、自分の意識を変えるきっかけになりました。今回の経験を生かして、さらに成長していきたいと考えています。インターンシップを経験して(宮崎県立宮崎南高等学校出身)経済学科3年上村 梨緒 私は、株式会社鴻池組のインターンシップに5日間参加しました。このインターンシップに参加した理由は、建設業が地域創生や都市開発を通して貢献する以外にどのような方法で暮らしを豊かにするのかを学びたいと思ったからです。 主に、店内の事務作業を体験しました。建設業は、持続可能な開発を行うことで環境汚染防止に力を入れており、ただ開発やものづくりをするのではなく、作業環境に配慮することで、人々の暮らしを豊かにしていることが分かりました。営業の皆さんは、顧客目線で工事に対して分からないことがあれば事前に業者の方から説明していただいたことを自分の言葉で噛み砕き、親身になって顧客の方に接している姿がとても印象的でした。 業務研修を通して事務作業は、「縁の下の力持ち」ということが分かり、将来は、明確な目標を掲げ、ともに仲間と士気を高め合える仕事に就きたいと思いました。鹿児島市役所のインターンシップを体験して(山口県立下関南高等学校出身)経済学科3年寺戸 理美 私は夏期の長期休暇中に鹿児島市役所のインターンシップに5日間参加させていただきました。このインターンシップに参加した理由は、就職したい業種として地方公務員も視野に入れているからです。実際に業務を体験したり見学したりすることで、市役所職員として市民の方と向き合う姿勢など多くのことが学べると思い参加しました。 5日間を通して感じたことは、市役所というと窓口業務のイメージでしたが、その印象はガラリと変わり、企画や運営をしたり外出して管轄している施設を訪れたり、デスクワークばかりではないということでした。また、街の再開発やイベントの運営などの目に見える業務の他、私たちの知らないところで市民の安心・安全な生活を守る業務が行われているということを知りました。 今回のインターンシップでは、業務に取り組む姿勢ややりがいなどを教えていただいたことで公務員という職業への理解が深まり、興味深い職業だと改めて感じました。この貴重な経験を今後の就職活動に生かしたいです。

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る