下関市立大学広報 第90号
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 12月23日に「第4回日本にいながら世界を知ろう!!」がロシアをテーマに開催されました。国際交流員として山口県庁に勤務しておられるロシア出身のバレンティーナさんにロシア人の国民性や出身地のイルクーツク市の魅力などをお話ししていただきました。 特に印象的だったのは「笑顔」に対する認識の違いです。日本では笑顔で人と接し、緊張をほぐしますが、ロシアでは「笑顔」で人に接するのは「ばかにされている」と受け取られるため、人々が愛想笑いをしないということを知りました。笑顔が飛び交う日本に住む私にとってこの事実は衝撃でしたが、笑顔でなくてもロシアの人が不機嫌なわけではないと知りました。 それに加えて、ロシアの過去最低気温が-71.2℃という事実も知りました。そんな極寒の地においても電車やバスが普通に動き続けることを教えていただき、日本とロシアの寒さに対する感覚の違いを学ぶこともできました。 ロシアの礼儀や極寒の地で生きる知恵を生の声で感じることができ、とても有意義な時間となりました。 2月11日に「第15回コリアンスピーチコンテスト」が開催されました。私は、目立ったことが苦手で積極的に何かをするような性格ではないので参加する勇気はありませんでしたが、韓国語を教えてくださる先生に声をかけてもらい、不安な気持ちを持ちながらも出場することを決めました。練習していくうちに、出場するからには一生懸命にやろうという前向きな姿勢に変わり、先生にも積極的に取り組む姿を褒められたり、友達が支えてくれたりしました。そのおかげで、自分に自信をもって本番も非常に楽しく発表することができました。ありがたいことに、弁論の部で最優秀賞をいただきました。 今回の練習を通して、韓国に留学経験のある先輩や韓国人の交換留学生とも仲良くなり、出会いや成長するきっかけとなりました。本当に素敵な経験をすることができ、スピーチコンテストに出場することができて良かったと思います。おかげで自分に自信を持つことができました。この経験を今後に生かしていきたいと思います。5The Shimonoseki City University Public Relations N0.902020.3.1国際交流コリアンスピーチコンテストに出場して交換留学生パトリック・ビエラ(ドイツ・ルートヴィヒスハーフェン経済大学から派遣)国際商学科2年作野 佑衣(山口県立下関中等教育学校出身) 12月7日に「そば打ち体験と日本人のルーツをたどる旅」という旅行に参加しました。15人の日本人学生や留学生が参加しました。最初に豊田農業公園みのりの丘へバスで60分ぐらいかけて行きました。バスの中では自己紹介ゲームをしながら過ごしたので、時間が経つのが早かったです。 会場に着くと、最初に老紳士の先生がそば打ちの仕方を教えてくれました。その後皆は自分でそば打ちをしてそばを作り始めました。私は料理をあまりしません。ところが自分で作ったそばは上手に出来てとても美味しかったです。その上、作る時は本当に楽しかったです。 昼食後はバスで土井ヶ浜遺跡人類学ミュージアムに行きました。博物館ガイドが遺骨の歴史を教えてくれました。発掘現場にはレプリカの遺骨もあり、とても興味深かったです。その後大学に帰りました。旅行のおかげで、私は日本の文化について一層知ることができました。それに、楽しい経験もできました。第2回日本文化の神髄を知ろう!!に参加して国際商学科1年八木 佐紀志(滋賀県立八日市高等学校出身)「第4回日本にいながら世界を知ろう!!」に参加して国際商学科1年王 海楠(中国・河北省出身) 12月頃、食見交群~餃子パーティ~のリーダーになりました。最初は、責任の重さを認識していなかったのですが、学生や先生と餃子パーティについて打合せをするにつれ、リーダーの責任を感じるようになりました。リーダーの能力が足らないので、自己否定も強くなりました。先輩たちにも悩みを何回も聞いてもらいました。餃子パーティの前日準備を迎え、人手不足のため餃子パーティに参加しない学生も手伝ってくれました。準備が終わって中国人の先輩と帰る時、餃子パーティへの不安を持つ私を見て、たくさんアドバイスをしてくれました。最後に「心配するな、どんな時でも先輩たちが傍にいるよ」と微笑んで励ましてくれました。「先輩たちがいてよかった~」と感じました。翌日、先生と学生たちとの協力で、学内外から50人が参加した餃子パーティが無事に終わりました。日頃は先生や先輩との交流が少ないので、今回の餃子パーティで、皆の温かさ、優しさを感じました。自分も、いい先輩になる決心をしました。~餃子パーティ~から温かさを感じた

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