!! ゼミでの発表は、元々興味のあった日本史の事柄を取り上げた内容で行っていましたが、徐々に近代日本政治史、経済史に特に関心を持つようになりました。そこで、近代史の中でも異質な経済システムである戦時体制について、より具体的に知りたいと思いこの研究を選びました。テーマは戦時期において民間企業がどのような経営を行っていたのかを明らかにすることです。着目した日本鋼管が戦時期にどういった経営を行い、また政府からの資金投入がどのように行われたのかを研究しました。苦労したのは、資料集めです。戦時期にはすでに民間鉄鋼業界で有力な企業の一つであり、数々の資料でも名前は頻繁に挙げられているものの、具体的な方法や資金援助の金額等は最後まで明らかにすることができませんでした。また、このような状況の中で、いかに妥当性があり、論理的な文章を書き上げるかということにも苦労しました。大学生活で得た経験や苦労は大きな成長に繋がったと思います。成長のプロセス〈一例〉経済学部経済学科国際商学科公共マネジメント学科大学院経済学研究科地域交流国際交流キャリア支援キャンパスライフ入試情報岡 航平 さん Oka Kohei 経済学科 2019年度卒業 香川県立高松東高等学校 出身●中国地方における民間金融機関の店舗立地分析●ふるさと納税の現状から見る地方活性化に関する研究●東京ディズニーリゾートが成長を続けられた理由:リピート率と消費を生み出すしくみ●金融危機とバブル経済:経済政策はバブルを引き起こすのか●埼玉県和光市の要介護認定率に影響を与える因子に関する一考察卒業論文のテーマ一例●郊外型ショッピングセンター撤退の背景とディスカウントストアの動向:佐賀県上峰町を事例に●地方と都市部のキャッシュレス化における普及格差●タクシー業界と飲食店・料理店業界におけるユニバーサルデザインの発展に向けて●新しい住宅セーフティーネットの可能性:母子世帯を中心に●地方活性と東京への人口流出防止のまちづくり戦間期における鉄鋼企業の経営:日本鋼管に着目してモデルスケジュール(1年次春学期)モデルスケジュール(3年次春学期)卒論PICK UP1年2年3年4年17SHIMONOSEKI CITY UNIVERSITY基礎を固める 専門分野を学ぶための基礎をしっかりと固める。専門知識を修得 専攻基礎科目と専攻基本科目の履修を通じて、経済学科の専門知識を修得するとともに、研究対象が具体的になっていく。経済政策論や社会政策論の講義から、多様な現実の本質を理論的に読み解く力が育っていく。少人数制の授業で専門性を高める労働経済論を学ぶゼミ(専門演習Ⅰ)に入る。現代日本の働き方と社会保障制度の関連性について文献を読み、具体的に調査する。その内容を学生間で討論して理解を深め、研究結果をレポートにまとめる。研究の“集大成”卒業論文を制作3年次のゼミの成果や専攻応用科目の履修を踏まえ、研究を進める。ゼミの先生のアドバイスを受け、『構造改革期における労働市場の柔軟化と社会保障制度改革』というテーマを設定し、卒業論文を執筆する。12345月 火 水 木 金英語A経済学入門アカデミックリテラシー経済数学英語Bミクロ経済学Ⅰマクロ経済学Ⅰ日本史概論Ⅰ(教職)スポーツ実践A憲法Ⅰ英語実習aコンピュータ科学人文地理学概論Ⅰ(教職)心理Aフランス語L教職論(教職)統計入門12345月 火 水 木 金金融商品取引法国際政治経済学Ⅱ証券論ForeignStudies A産業組織論Ⅱ計量経済学Ⅱ地域政策Ⅰリスクマネジメント論専門演習Ⅰ企業分析論Ⅰ
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