下関市立大学 大学案内 2021
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経済学部経済学科国際商学科公共マネジメント学科大学院経済学研究科地域交流国際交流キャリア支援キャンパスライフ入試情報森 祐司 教授【専門分野】 金融論【担当科目】 金融論、金融システム論、経済英語金融理論を踏まえ、金融政策や金融ビジネス、金融商品などの基礎的知識を習得し、金融経済問題を整理して考えられることを目標としています。田中 裕美子 教授 【学科主任】【専門分野】 社会政策【担当科目】 社会政策、労働経済論社会政策では、働くことに関する様々な問題と、所得を失ったときに生活を支える社会保障制度について学びます。横山 寛和 准教授【専門分野】 財政学【担当科目】 経済政策、公共経済学経済学をはじめ様々な分野の知識を活用して、家計や企業の経済活動により生じる不具合を解消・緩和する政策や、経済のパフォーマンスを改善する方法を学びます。長濱 幸一 准教授【専門分野】 西洋経済史【担当科目】 西洋史、西洋経済史西洋の社会・経済がどのように形成されてきたかを学んでいきます。他文化の歴史を学ぶことで、私たちの社会の理解が深まることを期待しています。塚原 伸也 准教授【専門分野】 マクロ経済学【担当科目】 マクロ経済学、応用マクロ経済学マクロ経済学では、日本経済および諸外国経済の有様を数量的に把握するとともに、景気変動のメカニズムや経済政策の効果について学びます。関野 秀明 教授 【副学部長】【専門分野】 理論経済学【担当科目】 経済原論、現代資本主義論金融緩和と貨幣論、過労死と剰余価値論、金融危機と恐慌論等現代的諸課題を「統計からの実証分析」と「『資本論』からの理解分析」の両面から理解します。難波 利光 教授 【大学院研究科長】【専門分野】 社会保障、地域経済【担当科目】 社会保障論、医療福祉経済論、地域福祉論、福祉地域を経済学と社会福祉学の両面から考えます。地域活性化や住みやすい地域社会の観点から、地域観光、地域商品開発、社会的起業の創造を行います。竹内 裕二 教授【専門分野】 地域活性化【担当科目】 地域産業論、地域論、関門地域論地域を活性化させるためには、人間の動きがなければ活性化しません。人々の生活から産業、経済まで含めた風土から人が行動に移すあり様について考えます。19SHIMONOSEKI CITY UNIVERSITY本で貧困状態にある子どもたちがいることを知って衝撃を受けました。そして、その背景には親世代の労働が深く関係していることがわかり、日本の労働状況を学んで、将来をよりよくできる能力を身につけたいと思いました。そのためには経済学を基礎から応用まで、徹底的に学ぶ必要があると考えたので、経済学の王道とも言える経済学科を選びました。田中 強い思いを持って入学されたのですね。実際に、経済学を学んだ感想はいかがですか?上村 入学してすぐに「経済学入門」を受講するのですが、リレー講義で行われるこの授業で、経済学科で何が学べるのかをまず知りました。経済学の全体像を知ることにもつながるので、まだ何もわからない1年生には、最適な授業だと思います。自分の興味ある分野に出会える学生もいれば、4年間の方向性を探るヒントを得た学生もいたのではないでしょうか。私の場合は、やはり労働問題について学ぶことができる「社会政策」の分野に強く惹かれ、学びたい意欲が一層強くなり、迷わずその道を進んでいます。田中 本学の経済学科では、1年次にミクロ経済学やマクロ経済学など経済学の理論的基礎を学び、2年次からは金融や財政、労働など多様な分野について専門的に学んでいきます。4年間を通じて経済や社会を幅広く重層的に学ぶことができる、これは大きな魅力だと思います。上村 幅広く重層的な学びのおかげで、興味がなかったり、無知だった分野においても新たな課題に気づけるようになり、視野が広がっているのを感じます。田中 上村さんの研究テーマは、日本における子どもの貧困でしたね。私の専門演習を選んだ理由と率直な感想を聞かせてください。上村 先生の専門分野が社会政策と労働経済なので、専門演習に所属すれば、女性の労働環境やワーキングプア問題、それに付随する子どもの貧困など労働に関するさまざまなことが学べると思いました。専門演習での学びはグループワークが中心で、一つのテーマについてディスカッションを重ねるなど、コミュニケーションを図る機会が多いので、みんなで切磋琢磨しながら成長できているのを実感しています。そして、何より和気あいあいとした雰囲気なので、とても充実しています。先生はいつも学生の自主性を尊重されていますが、私たちにどのような成長を期待されていますか?田中 社会政策・労働経済についての知識を深めるとともに、プレゼンテーション能力やコミュニケーション能力など、様々なスキルも身につけてもらいたいと思っています。他大学と合同で研究発表会を実施しているのもそのためです。私は、これから社会の変化が大きくなる時代が来ると考えています。そのため「自分の力」で考え、歩み出すことが、これまで以上に求められると思います。多くのことを学び、悩み、仲間と議論しながら「生きる力」を得て欲しいですね。常に「どうすれば、より良く物事を進めることができるのか」を念頭に置きながら、何事にも積極的にチャレンジしてもらいたいです。上村 最後に朗報があります。第一志望の企業から内定をいただきました! 本学、本学科、専門演習での学び、そして充実したキャリア教育のおかげです。田中 おめでとうございます! 大手民間企業に内定されたと、すでに聞いていますよ。これまで、しっかりと学んできた上村さんの努力の賜物です。今後、どのような社会人を目指しますか?上村 子どもたちが、自由に学びの機会を得られる社会を実現できる、ビジネスキーパーソンになりたいです。まだ夢の段階ですが、いずれは民間企業が学校や教育機関と協力し、みんなで教育を支える体制をつくりたいと思っています。そのために、まずは会社において与えられた仕事を着実にこなし、経済的に自立した人間になることから始めたいです。そこから社会的信頼を得て…と、夢を叶えるまで挑戦し続けます。田中 なるほど。普段の授業、研究、サークル、インターンシップにと何事にも積極的な、上村さんらしい目標です。では、本学科を選んでよかったと思うことは何でしょう?上村 将来、明確に取り組みたいことに出会えたことです。もともと労働問題に興味はありましたが、授業や専門演習での学びを通じて、社会のためになること、特に地方の人々のためになることに、生涯取り組んでいきたいのだと確信しました。また、本学科で学んだからこそ、これまで触れてこなかった、世の中の経済の流れを知ることができ、視野が広がりました。留学生と触れ合う機会が多かったことも、いい経験になりました。田中 上村さんのような若者が、これからの日本を、地域を牽引すると思うと心強いです。夢の実現に向かってこれからも歩み続けてください。「知識」を深めるだけでなく「生きる力」も磨ける「専門演習」経済学科での学びは視野を広げ将来の夢を明確に

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