萩原 久美子 教授【専門分野】 社会政策【担当科目】 人事労務管理論、経営学入門、産業社会論私たちは仕事、労働を通して何を求めているのでしょうか。社会変動の中にある労働世界の過去、現在、未来を人事労務管理、経営学、社会政策から迫ります。藪内 賢之 教授【専門分野】 管理科学【担当科目】 管理科学、経営統計学、コンピュータ科学、生産管理論管理科学と経営統計学ではマネジメントのための科学的手法、コンピュータ科学ではその科学的手法を活用するためのツールについて学びます。村田 和博 教授【専門分野】 経営学史【担当科目】 経営管理論、経営組織論経営組織、経営戦略、経営学史、日本的経営、リーダーシップ、モチベーションなどの観点から経営学について広く講義をします。平山 也寸志 教授【学科主任】【専門分野】 民法学【担当科目】 民法総論、債権法、物権法、消費者法講義では、商品を買う、家を借りる等という生活の上での契約などを規律する法である民法に関する基本的な制度について、具体例を挙げながら、解説します。松本 義之 教授【専門分野】 経営情報【担当科目】 経営情報論、経営情報学入門、電子商取引論、コンピュータ科学企業における経営意思決定・広告配信・集客戦略・マーケティング・顧客調査などにおいて、情報システムがどのように利用されているのかを学びます。柳 純 教授【専門分野】 マーケティング論【担当科目】 商学総論、マーケティング論、流通政策、国際マーケティング論マーケティング論では基礎理論を中心に講義しますが、より理解を深めるために具体的な企業等のマーケティング行動を事例を通じて取り上げます。三科 仁伸 准教授【専門分野】 経営史【担当科目】 経営史、商業史、日本経済史講義では、実際の史資料を示しながら、商業や経営の歴史を説明することで、現在の経済社会が形成されていく過程やその背景について学びます。25SHIMONOSEKI CITY UNIVERSITYどで目にすることで学ぶ意義を見出せ、より一層モチベーションが高まっています。平山 漠然としたイメージを持たれがちな経済学ですが、リアルに捉えることでその必要性や面白さが伝わっているようで嬉しいです。語学教育についてはどう思いますか?森 ビジネスシーンで通用する実践重視のカリキュラムなので、国際社会で活躍するための大きな武器になりそうです。本学科は、英語、中国語、韓国語などの語学を数多く履修することができますし、海外留学を目指す学生も多いです。しかも、授業は少人数なので先生との距離が近いため、一人ひとりが主体的に取り組めます。また、海外からの留学生との交流も盛んです。このような環境なので国を越えたコミュニケーション能力が必然的に高まり、これも本学科の大きな魅力だと感じています。平山 その他に感じている魅力はありますか?森 あとはやはり企業の実務に対応できるスキルを身につけられるところです。例えば英語の授業では電話対応の仕方を練習したり、プレゼンテーションをしたり、コンピュータの授業ではWordやExcelの基本から応用までを学んだり…。平山 マーケティングや簿記、情報処理など実践能力を身につけられる授業が多数ありますからね。森 しかも授業の中で、インプットするだけでなく、学びを元に自分で考え出したものをアウトプットする機会も設けられています。アウトプットはしっかりと理解し、吸収して自分のものにしていないとできません。この仕組みが学びをさらに深めていると思います。森 学生に学んでもらいたいことは何ですか?平山 インターネットで検索すれば、どのような問題でも一応の解決を得られる時代かもしれませんが、あえて教員から直接、学問を、また学問の仕方を学んでもらいたいです。大学の4年間は、各専門科目を、その専門的な学識を持つ教員とともに学べるまたとない機会ですから。そして、さらに言えば、学んだことを基礎にして、教員とも友だちとも積極的に意見交換をしてほしいですね。積極的に議論することで、自分にはなかった見解を知ることができ、視野も広がります。森 確かに…。私は平山先生の債権法の授業を受けて、それまであまり関わりがないと思っていた民法を初めて身近に感じることができました。先生の専門演習を選んだ理由も、先生の授業を通じてあらゆる経済活動において法律が密接に関わっていることを知り、より多くの法律や判例について学びたいと思ったことにあります。平山 専門演習では学生が自由に、自主的に民法学を学べるように工夫しているつもりです。研究室での学びはいかがですか?森 自由な雰囲気があり、自分の意見を言いやすいです。ですから、発表の際にはさまざまな質問や意見が飛び交うので、事前の準備として本や雑誌など参考文献をたくさん読むようになりました。日を追うごとに知識を得ることに貪欲になっています。と同時に、他の学生の発表を聞く際には、どういう質問をするのか、発表者の意見に対して自分自身はどう思うかなどを意識しながら聞くようになりました。他者の話を聞く時にきちんと向き合って考える癖がついたなと実感しています。また、課外活動で裁判傍聴したことも、学びの意欲につながっています。本当に貴重な経験をさせていただきました。平山 前向きに取り組んでくれているようで安心しました。平山 森さんの将来の夢は何ですか?森 私の将来の夢は、公務員になることです。専門演習で学んだ法律の知識が生かせる職業は何だろうと考えた時、法律と常に隣り合わせの公務員が最適だと思いました。実は所有者不明の土地や空き家に関する業務に携わり、治安や景観の改善、有効活用による地方への移住者や企業誘致の促進という具体的な夢もあります。要は、土地の適切な管理・運営を通して地方の活性化に努めたいのです。平山 卒業論文に向けて進めている所有者不明の土地問題に関する法改正についての研究をそのまま生かそうということですね。森さんがいつも全力投球で研究に励む理由が改めて理解できました。森さんの学びの姿勢は、専門科目から興味ある科目の専門演習を履修することで深く学び、社会に出て活躍できる力を身につけるという、まさに本学科の理想とする形そのもので、本当に嬉しく感じます。森 先生は学生にどのような社会人になってほしいとお考えですか?平山 本学で学んだことを基礎に地道にコツコツと仕事ができることが基本ですが、その上で、自由にのびのびと社会に貢献していってほしいですね。そのために本学でさまざまな学びに触れ、視野を広げ、柔軟な考え方ができる人間に成長してもらいたいです。森 先生のご期待に添えるよう、残り1年、しっかり学びます。専門家による「生きた学び」と教員や友人と議論できる環境が魅力興味ある科目の専門演習により社会に出て活躍できる力を育てる公共マネジメント学科大学院経済学研究科地域交流国際交流キャリア支援キャンパスライフ入試情報経済学部経済学科国際商学科
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