山陽小野田市立山口東京理科大学は、教授と学生との距離が近いため、質問がしやすく、学びやすい環境です。アットホームな雰囲気なので、仲間とコミュニケーションがとりやすく、楽しいキャンパスライフを送ることができました。 在学中に学んだ専門知識、卒業研究で使用した機械の名称や使い方といった知識は、現在の仕事にとても役に立っています。また、卒業研究で身につけた機械の設計、計画から開発までという実践力は、仕事をする上での大きな自信になりました。大学で学んだ知識が頭に入っていれば、会社に入ってすぐに物事が理解できるということを身に染みて感じています。 学生時代、アルバイトも経験しました。周囲を見て、自分がどう動けばいいのかを判断し、臨機応変に対応する力、業務の効率を良くするための工夫など、多くのことを学びました。 現在、機械部品の開発・製造・販売を行う会社の生産技術課で、機械設備の修理や改善、提案などの保全活動を行っています。機械の修理を完了し、きちんと動いたときの達成感は格別です。故障した機械の原因を究明する際に、機械の中を確認する作業があります。そこで、自分の知らないことはきちんと調べ、自身のスキルアップを図るように努力しています。一日でも早く仕事を覚えて、ゆくゆくは大きな案件も任せてもらえるような社員になりたいと思っています。 社会に出て、誰から見ても恥ずかしくない行動ができるようになるためには、大学時代に自分をしっかりと磨くことが大切です。就職活動も、人生も、楽しんだもの勝ち。大いに楽しんでください。そして、何があっても絶対に後悔しないように、自分が信じた道を迷わず突き進んでください。地道な努力を怠らずスキルアップし続けたい ものづくりについて学びたいと思い、山口東京理科大学に入学しました。そして4年間、自動車部※に所属。自動車部では、学生だけの力で、小型レーシングカーを企画・開発・設計・評価までを行い、年に1度行われる「全日本学生フォーミュラ」に参加しました。その活動の中で、仲間と一緒に、ものづくりのおもしろさと厳しさを学びました。 自動車部の活動は、部品設計の際に、講義で得た知識を活用したり、各分野のエキスパートである先生方に相談したりして、学んだことをすぐに実践できる場でした。講義だけでは得られない貴重な経験の場でもありました。 入学当初の私は、人と関わるのがあまり得意ではなかったのですが、自動車部でのスポンサー活動や地域イベントへの参加など、多くの方と交流する機会があり、コミュニケーションに対する苦手意識を、少しずつなくしていくことができました。その成果もあり、就職面接では堂々とした受け答えができたのだと感じます。 4年次には部長になり、人間関係やチーム運営でつらい時期もありましたが、先生方や事務の方々に相談に乗っていただきながら、そしてチームメンバーに支えられながら、最後までやり遂げることができたと感じています。 振り返ってみると、部活ひとすじの大学時代でしたが、1つのものに集中して取り組める環境、学生の成長を応援してくださる周囲のみなさんのおかげで、人間的にも成長でき、楽しい思い出あふれる4年間となりました。 学生時代に、部活やアルバイト、さまざまなことに挑戦することで、自分のやりたいことが明確になり、就職活動に役立つと思います。失敗することは、学生の特権です。たくさん挑戦して、たくさん失敗して、そこから次の成長につながる気づきを得て、実りある学生生活を送ってください。Messages from Graduates卒業生からのメッセージ揖斐 啓介さん2018年3月卒業 機械工学科勤務先:THK株式会社 山口工場金城 克司さん2019年3月卒業 機械工学科勤務先:マツダ株式会社たくさんの挑戦とたくさんの失敗で豊かな成長を※自動車部の取り組みについては、P.59で詳しく紹介しています。22工学部機械工学科
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