山陽小野田市立山口東京理科大学 2021 Campus Guide
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ものづくりプロジェクト教育学生フォーミュラプロジェクトでは、マツダ社でロードスターなどの開発を手がけてきた貴島教授を顧問として、地元の自動車業界や関連企業と連携しながら、車体の設計、製作、完成、その後テストを行い、完成したマシンで全日本学生フォーミュラ大会(海外の大学を含め、学生によるレーシングカーの設計・製作を競うコンテスト)に出場します。研究室に併設された「ものづくり工房」には、企画・設計から製造工程まで一貫してカバーできる環境が整っています。スマートなクルマづくりへの挑戦学生フォーミュラプロジェクトフォーミュラーカーを企画・設計し、設計図に基づいて部品の製作を行い、1台の車をメンバー全員の力で作りあげることが、一番の魅力です。大会に向けて一人ひとりに役割がある中、私は主に、部品の設計図面・コスト算出書・製作工程書など1000枚以上の書類を提出して行われるコスト審査担当として注力してきました。当時コスト審査の成績は37/94位。知識の標準化ができていないことが最大の原因と考え、マニュアルを制作して講習会を実施しました。その結果、チーム全体の製図スキル向上だけでなくコストの意識づけも実現でき、次の大会では過去最高の17位、その次はさらに記録を伸ばして8位の成績を収めました。また、プロジェクトではスポンサー支援をお願いする会社訪問も行います。取り組みを効果的に伝えるプレゼンテーションをはじめ、電話やメールのやりとりなど企業の方との関わりの中で、社会人力も養われました。私は消極的な性格でしたが、プロジェクト活動を通して、積極的でないと何も体得できないと気づき、率先して行動するようになりました。仲間と共に得た経験や知識に対する自信もあり、就職活動では堂々と自己アピールできました。中西 亮太さん機械工学科 4年 奈良県 智辯学園高校出身(自動車部/チームリーダー)Student Voiceここでしかできない学びの中、仲間全員で成長していく学び・研究59

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