大学院夢を可能にするのは、大学院でのさらなる研究山陽小野田市立山口東京理科大学の大学院は、大学4年間で培った工学の知識と実験技術をさらに発展させる5つの専門分野で構成され、専門性を深めながらも、他分野にも視野を広げ、時代のニーズに応える研究を行っています。大学院で学び、研究することは、将来の夢の実現につながります。研究開発職を目指すなら、大学院進学は視野に入れておきたいところです。次世代省エネルギー冷却技術の開発に取り組む結城教授のもとで熱制御の専門性を高めたい、また国際コミュニケーションの講義や学会発表を通してグローバルに活躍できるコミュニケーション能力を修得したいと考え、大学院に進学。現在は、高発熱密度の電子機器における部品間の熱移動について研究を行い、まだ明らかになっていない高発熱密度環境下での部品材料の実用性評価などに取り組んでいます。将来の目標は、社会貢献できるモノづくり。研究成果を、社会で使われる技術として残していけるよう努力していきます。丹羽 勇斗さん機能性無機材料化学工学研究科工学専攻教員・研究紹介工学部 工学研究科 修士課程 1年岐阜県 可児高校出身修士課程博士後期課程Student Voice研究成果を、社会で使われる技術にしていきたい現在は、外部刺激による物質の性質の制御を目的とした研究をしています。具体的には、イオン液体の陽イオンに、フォトクロミック(光異性化)分子であるスピロピランを用いることで、光照射により誘起される液体物性の変化を図っています。目的の性質が得られるよう、分子を合成したり分離したり試行錯誤しながら研究に取り組んでいます。実験はうまくいかないことも多々あります。しかしそのぶん、成果を出せたときの喜びは大きく、研究活動を進めるエネルギー源となっています。舟部 志保さん工学研究科 工学専攻 修士課程1年大分県 国東高校出身Student Voice専門分野を極めるため、就職志望から大学院進学へ工学博士石川 敏弘 教授学び・研究セラミックス材料は、ある工夫をすれば高強度、高耐熱性、高熱伝導度、触媒機能等、様々な優れた機能を発現します。それら機能の発現メカニズムを明らかにし、優れた機能創生を目指した材料設計の在り方ならびにそれらの適用技術について研究を行っていきます。目指すは「世界一の特性」です。セラミックスの機能発現メカニズムを解明し世界一の材料開発を目指す機械・制御工学分野情報科学分野物質科学分野有機・生物化学分野電気・電子工学分野博士後期課程は、高度に専門的な業務に従事するために必要な研究能力及びその基礎となる豊かな学識を培い、それらを備えた研究者として自立し世界的水準で活躍できる人材を育成し、科学技術の進展に寄与することを目的とします。物質・材料分野機械・電気情報分野修士課程は、科学技術が理学と工学の各分野に関連しあって進歩を遂げている現状を踏まえて、理工学分野を横断的な視点で捉えた研究・教育を行います。多様な専門性を要求される業務に必要となる研究能力及び学識と共に、技術者及び研究者に要求される倫理や知識を習得し、それぞれの分野で個性と創造性を発揮できる人材を育成し、科学技術の進展に寄与することを目的とします。63
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