山陽小野田市立山口東京理科大学 研究・教員紹介BOOK 2022-2023
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体内時計の働きで起床6〜8時間後に眠気が生じます。効果的なシエスタ(昼寝)は午後の学習効率を高めてくれます。ロードバイクでのロングライドが趣味です。阿蘇五岳一周ルートや九州縦断が今の目標です。病院薬剤師の業務、医学部や看護学部での教育、研究指導などに従事してきました。緑の下をマウンテンバイクで走るのが好きです。お城をいろいろな角度から眺めるのが好きです。大修理が終わった姫路城は、白鷺城の呼び名のとおり際立つ美しさでした。一日の中で生体機能が最大となる時刻はさまざまです。ヒトの体は朝・昼・夕・夜でパフォーマンス力がそれぞれ異なります。培養細胞に特別な刺激を与えて、細胞内につくり出した“時刻”を測定する装置です。実験中の学生。家庭や商業施設などで一般的に使用されている“除菌剤”の消毒効果について調べています。こちらも、実験中の学生。子どもたちが手にする絵本などの図書の微生物汚染について調べています。化合物の周りには電子が存在し電子の分布の偏りにより表面の電荷が異なっています。図は模式的に示したものです。図はタンパク質の表面にあるくぼみに化合物が結合している分子の構造を示しています。本来このくぼみには生理活性物質が結合しますが、この化合物はそれを阻害しています。薬学部 薬学科薬学部 薬学科薬学部 薬学科薬学部 薬学科薬学部 薬学科薬学部 薬学科共同研究共同研究体内時計の乱れが病気を引き起こすメカニズムとは体内時計の乱れが病気を引き起こすメカニズムとは生体は昼夜サイクルに順応するために、「体内時計」機能を全身の細胞に備えています。体内時計が機能することで、ヒトの身体機能は時間帯に応じてダイナミックに変化します。この変化を上手に利用して、薬を安全に使用する方法について研究しています。また、夜型生活や時差ボケ生活は、この体内時計機能を乱してしまいます。ひいては生活習慣病やがんを患いやすくなったり、治療薬が効きづらくなったりすることから、体内時計の乱れが病気を引き起こすメカニズムについての研究も行っています。医薬品・手指・環境・器具などの微生物汚染を研究医薬品・手指・環境・器具などの微生物汚染を研究患者さんに衛生的で安全な医療環境を提供するために、投与中の医薬品の微生物汚染、トイレ後の手指汚染、患者さんの環境の微生物汚染などについての実験を行っています。また、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、多剤耐性緑膜菌、腸管出血性大腸菌およびセレウス菌などの殺菌法について調べています。タンパク質に効率よくはまる薬を設計するシステム開発タンパク質に効率よくはまる薬を設計するシステム開発生物はタンパク質が機能することにより生きています。それらのタンパク質が普通とは異なる異常な働きを示したときに病気になります。そのため異常な働きのタンパク質を正常に戻すことが薬の役割です。薬となる化合物はタンパク質の表面のくぼみに結合する場合が多く、このくぼみにうまく当てはまる化合物を設計することが薬を見つけ出す近道になります。コンピューターを用いて効率よく、くぼみにはまる薬を設計するシステムの研究開発を行っています。USHIJIMA,KentaroUSHIJIMA,Kentaro● 博士(薬学)● 博士(薬学)■ 医療薬学系 薬剤学・製剤学分野■ 医療薬学系 薬剤学・製剤学分野鶴留 優也 助教鶴留 優也 助教TSURUDOME, YuyaTSURUDOME, Yuya● 博士(臨床薬学)● 博士(臨床薬学)■ 医療薬学系 薬剤学・製剤学分野■ 医療薬学系 薬剤学・製剤学分野OIE, ShigeharuOIE, Shigeharu● 医学博士● 医学博士■ 臨床薬学系 薬物治療学分野■ 臨床薬学系 薬物治療学分野OGATA, KojiOGATA, Koji● 博士(理学)● 博士(理学)■ 健康科学系 健康情報科学分野■ 健康科学系 健康情報科学分野036037038TEPPEN 研究・教員紹介BOOK 2022-2023 014牛島 健太郎 教授牛島 健太郎 教授尾家 重治 教授尾家 重治 教授緒方 浩二 教授緒方 浩二 教授くぼみにくぼみにピタリ!のピタリ!の薬を探せ薬を探せ体内時計に体内時計に耳を耳を澄まして澄まして油断大敵!油断大敵!STOPSTOP微生物汚染微生物汚染

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