山陽小野田市立山口東京理科大学 研究・教員紹介BOOK 2023-2024
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工学部工学部数理情報科学科数理情報科学科工学部工学部数理情報科学科数理情報科学科 #ライフサイエンス #データサイエンス#プログラムのモジュール化 #ソースコード#公共データベース #生命科学データ#人工知能 #科学知識FUKUI,Kazuhiko●Doctor of Philosophy in Science■システムズ・バイオロジー、AOTANI,Tomoyuki●博士(学術)■プログラミングと生命データ科学プログラミング言語コンピューターによる分子情報ネットワーク解析の図です。生命ビッグデータ=ヘルスケア情報+分子情報。冬の山が好きです。寒さに負けずにスキーを担いで登ることがあります。モジュール化の模式図。プログラム中では複数の計算・処理が絡まり合って行われます。これをそのままソースコードとして記述するのではなく、計算・処理ごとに分離します。車の置かれている状況(文脈と呼ぶ)ごとに分離する例。文脈ごとに分離してプログラム開発ができるため、文脈の増減に容易に対応できます。キーボードは万年筆のようなものです。一般的なQWERTY配列ではなくDVORAK配列を愛用しています。AMEMIYA, Takayuki●博士(理学)■生命情報学、 バイオインフォマティクスTAKADA,Hiroyuki●博士(理学)■確率過程、機械学習愛車のグラベルロードバイクです。休みの日には少し遠くまで出かけてみることもあります。薬のなりうる可能性のある基質結合時に生じるタンパク質の立体構造変化を分類した結果です。4種類の構造変化のみが観測されました。デング出血熱が発症したときに活性化される生物学的経路とタンパク質、それらの活性を抑える薬の候補との関係を示しています。毎日パソコンの前に座り、コンピュータを使って研究を行っています。動画内の動く物体(例えば人)を教師データ(これが人ですよということを伝える情報)なしで学習する人工知能モデルです。人が歩いている動画から人と背景を分離した動画の1コマです。プログラムのモジュール化で開発効率を向上プログラムのモジュール化で開発効率を向上プログラムのモジュール化の研究をしています。プログラムのモジュール化とはプログラムで行う計算・処理を分離することです。うまく分離できると、分離したプログラム片の再利用によってソースコードの重複がなくなったり、プログラム片ごとに分担して開発できたりすることから、開発にかかる時間が短くなる、信頼性が向上する、プログラムの改善が容易になるなど、多くの恩恵を受けることができます。人間やAIにとって、どのような分離ができるのが望ましいのかを追求しています。青谷知幸准教授生命科学データを利用した創薬の研究新規治療薬の開発にかかる膨大な費用を軽減するために、公共データベースに大量に保存されている生命科学データを利用した創薬の研究を行っています。実験技術の急激な進歩により、公共データベースに登録されている病気や薬の使用時の実験データも飛躍的に増加しました。このような世界中の公共データベースから病気や薬、薬の標的となるタンパク質に関するデータを抽出し、解析を行い病気に有効な薬を探しています。雨宮崇之准教授生命ビッグデータの活用データサイエンスによる未来型社会について考える未来型社会について考えるライフサイエンスの研究分野においては、様々な疾患において計測された分子情報をコンピューターで解析することで、要因となるタンパク質や有効と考えられる薬剤候補を見つけ出すことができます。またヘルスケア情報における新しいタイプのビッグデータは、スマートフォンや生体センサーの普及により、健康に関する多様な生体情報が測定できるデジタルヘルス化が進んでいます。この研究では、分子情報とヘルスケア情報を組み合わせ、様々な数理情報解析を行いデータサイエンスによる未来型社会について考えています。福井一彦教授プログラムのモジュール化を研究データベースで病気に有効な薬を探すより優れた人工知能を育てる!数学の言葉で書かれた知識を人工知能に埋め込む長崎大学情報データ科学部の酒井研究室と一緒に、数学の言葉で書かれた科学の知識を人工知能に埋め込む研究をしていました。知識は膨大な量のデータから抜き出したエッセンスです。データしか使わないのではなく、これまで人類が培ってきた科学知識と併用することでもっと上手に人工知能を育てることができます。動く物体の教師なし学習は、その一例です。これをフォークリフトの安全運転監視に応用することができます。高田寛之准教授

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