山陽小野田市立山口東京理科大学 研究・教員紹介BOOK 2023-2024
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薬学部薬学部 薬学科薬学科#遺伝情報 #遺伝子スイッチ共同研究#体内時計 #生体機能INOUE, Sachie●薬学修士・医学博士■生命科学系 病態生化学分野遺伝子の情報をもとに作られるたんぱく質の分離装置(電気泳動装置)。電気泳動装置で分離されたタンパク質群。生け花を習っています。無心になれるひとときです。USHIJIMA,Kentaro●博士(薬学)■医療薬学系TSURUDOME, Yuya●博士(臨床薬学)■医療薬学系 薬剤学・製剤学分野薬剤学・製剤学分野一日の中で生体機能が最大となる時刻はさまざまです。ヒトの体は朝・昼・夕・夜でパフォーマンス力がそれぞれ異なります。培養細胞に特別な刺激を与えて、細胞内につくり出した“時刻”を測定する装置です。体内時計の働きで起床6〜8時間後に眠気が生じます。効果的なシエスタ(昼寝)は午後の学習効率を高めてくれます。ロードバイクでのロングライドが趣味です。阿蘇五岳一周ルートや九州縦断が今の目標です。遺伝子群スイッチのON/OFFを研究ヒトの身体は、約60兆個の細胞から成り立っています。その1つ1つの細胞に生きていくのに必要なすべての遺伝情報が含まれています。その遺伝情報を必要な時に必要なだけ働かせるシステムが遺伝子スイッチです。私の研究対象は、約2万個ある遺伝子のうち、環境変化や病原体から身体を守る遺伝子群のスイッチです。そのスイッチがいつONになり、いつOFFなるかを明らかにすることによって、病気の予防や治療に役立てたいと研究を進めています。井上幸江教授鶴留優也助教 健康長寿の秘訣は遺伝子スイッチ!体内時計に耳を澄まして体内時計の乱れが病気を引き起こすメカニズムとは生体は昼夜サイクルに順応するために、「体内時計」機能を全身の細胞に備えています。体内時計が機能することで、ヒトの身体機能は時間帯に応じてダイナミックに変化します。この変化を上手に利用して、薬を安全に使用する方法について研究しています。また、夜型生活や時差ボケ生活は、この体内時計機能を乱してしまいます。ひいては生活習慣病やがんを患いやすくなったり、治療薬が効きづらくなったりすることから、体内時計の乱れが病気を引き起こすメカニズムについての研究も行っています。牛島健太郎教授

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