山陽小野田市立山口東京理科大学 研究・教員紹介BOOK 2023-2024
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薬学部薬学部 薬学科薬学科薬学部  薬学部 薬学科薬学科#災害時医療支援 #薬剤師養成#衛生的な医療環境 #殺菌法#口腔ケア #口腔粘膜付着性パッチ製剤#タンパク質 #くぼみEYA, Seiji●博士(理学)■臨床薬学系 医療品情報学分野OIE, Shigeharu●医学博士■臨床薬学系 薬物治療学分野モザンビークでの支援活動地にて遭遇した巨大ヤスデ(体長20cm程度)。モザンビークでの支援活動地にて遭遇したカブトムシ。足腰の鍛錬を兼ね、土日は江汐公園を散策しています。そこでの出会いが気力の充足にも。写真は、「幸せの青い鳥?」ルリビタキ♂実験中の学生。家庭や商業施設などで一般的に使用されている“除菌剤”の消毒効果について調べています。こちらも、実験中の学生。子どもたちが手にする絵本などの図書の微生物汚染について調べています。病院薬剤師の業務、医学部や看護学部での教育、研究指導などに従事してきました。緑の下をマウンテンバイクで走るのが好きです。OGATA, Koji●博士(理学)■健康科学系 健康情報科学分野ONO, Hiroshige●博士(薬学)■臨床薬学系 医療安全学分野フッ化物を含有した口腔粘膜付着性パッチ製剤の概念図岡山では「こしのある讃岐うどん」を求めて食べ歩いていました。うどん好きの方、山口の美味しいお店を紹介してください!化合物の周りには電子が存在し電子の分布の偏りにより表面の電荷が異なっています。図は模式的に示したものです。図はタンパク質の表面にあるくぼみに化合物が結合している分子の構造を示しています。本来このくぼみには生理活性物質が結合しますが、この化合物はそれを阻害しています。お城をいろいろな角度から眺めるのが好きです。大修理が終わった姫路城は、白鷺城の呼び名のとおり際立つ美しさでした。尾家重治教授フッ化物の徐放性を付与したパッチ製剤の開発フッ化物の徐放化(徐々に放出する)による口腔内での滞留性向上をめざし、フッ化物含有S/Oサスペンションを浸み込ませた口腔粘膜付着性パッチ製剤の開発を行っています。本製剤は、フッ化物を界面活性剤でコーティングしてフッ化物イオンの徐放性を向上させる手法によるものです。今後、フッ化物イオンの放出制御により口腔内に一定時間の徐放性のある製剤化が実現すれば、低濃度フッ化物の徐放効果を有する口腔ケア製剤として、市場の拡大に大きく役立てるものと考えています。小野浩重教授災害時に活躍できる薬剤師にグローバルに災害時医療支援ができる薬剤師の養成国際化・多様化する社会において、適切な災害時医療支援ができる薬剤師の養成を研究テーマとしています。薬学部での学びは災害時の医薬品供給、避難所の衛生(水・空気・トイレなど)管理による感染症予防などに活かすことができます。国内での災害医療支援活動、フィリピン・台風被害(2013年)、モザンビーク・サイクロン被害(2019年)、トルコ・シリア地震被害(2023年)に対する国際緊急援助隊医療チームの一員としての派遣経験などをふまえ、教育プログラムの開発、一般に対する啓発資材の開発などに取り組んでいます。惠谷誠司教授油断大敵!STOP微生物汚染医薬品・手指・環境・器具などの微生物汚染を研究患者さんに衛生的で安全な医療環境を提供するために、投与中の医薬品の微生物汚染、トイレ後の手指汚染、患者さんの環境の微生物汚染などについての実験を行っています。また、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、多剤耐性緑膜菌、腸管出血性大腸菌およびセレウス菌などの殺菌法について調べています。くぼみにピタリ!の薬を探せタンパク質に効率よくはまる薬を設計するシステム開発生物はタンパク質が機能することにより生きています。それらのタンパク質が普通とは異なる異常な働きを示したときに病気になります。そのため異常な働きのタンパク質を正常に戻すことが薬の役割です。薬となる化合物はタンパク質の表面のくぼみに結合する場合が多く、このくぼみにうまく当てはまる化合物を設計することが薬を見つけ出す近道になります。コンピューターを用いて効率よく、くぼみにはまる薬を設計するシステムの研究開発を行っています。緒方浩二教授口腔ケアの常識をくつがえす

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