薬学部薬学部 薬学科薬学科薬学部 薬学科共同研究#分析方法の開発 #環境汚染物質#皮膚感作性 #ペプチド結合成試験#細胞外マトリックス #華麗性疾患WADA, Mitsuhiro●博士(薬学)■物理化学系 分析科学分野MUTOH, Junpei●博士(薬学)■物理化学系 分析科学分野TAKADA, Makoto●博士(医療薬学)■物理化学系 分析科学分野高速液体クロマトグラフィー:試料に含まれるさまざまな夾雑物(混入物)の中から目的の化合物を分離し、存在量を明らかにします。スタッフ3名と、卒論研究を進める学生さんたちとで和気あいあいと研究中。金魚の世話をして気分転換を行っています。医薬品などを安全に用いるために分析技術の進歩は欠かせないものです。私も、その一端を担えるように日々研究しております。また、地域の小学生におくすり教室を開催して、将来の医療人養成にも励んでおります。小中学生や高校生を対象に、実験をとおして身近に利用されている蛍光や発光について学び、分析への興味を抱いてもらえるよう努めています。ARIUMI, Hideto●博士(薬学)■臨床薬学系 薬物治療学分野IYODA, Takuya●博士(理学)■生命科学系 病態生化学分野薬剤師業務に立脚した患者ケアや資質向上をめざす臨床研究から、治療の向上をめざす基礎研究まで、発展できるよう努めています。皮膚感作性は、化学物質の安全性評価に重要な試験項目です。近年、その評価において動物を用いない試験法の開発が進んでいます。DPRA法とは、皮膚感作性発症の初期段階である感作性物質と生体内タンパクの結合性を評価し、感作性を予測する試験法です。栗(細胞)は良い羊かん(細胞外マトリックス)に寄せ固められることで、美味しい栗羊かん(健常な機能組織)になります。細胞(紫色の粒々)がECMをつかむ「気」をコントロールし、細胞や個体に生ずるさまざまな変化と疾患の関係を解析しています。趣味は音楽とクルマに映画、そして建築デザイン。中でもいまのブームは、Rockの王道「VAN HALEN」です。武藤純平准教授高田誠助教分析力に磨きをかける!医薬品、食品成分、環境汚染物質などの分析方法を開発医薬品、食品成分、環境汚染物質などの分析方法を開発薬学科の中では、分析化学という領域を担当しています。当研究室では、さまざまな最新の研究機器や技術を用いて、分析方法の開発を主に行っています。分析対象は、医薬品、食品成分、薬毒物および環境汚染物質などです。これらをヒトの健康に影響を与える「健康影響物質」としてとらえ、高感度(いかに微量の成分を量れるか)な分析方法の開発に取り組んでいます。さらに開発した分析方法を用いてヒトの健康への影響に関する新しい知見を見出し、積極的に社会に発信します。和田光弘教授化学品の刺激から皮膚を守るペプチド結合性試験の問題点克服と、代替法の開発ペプチド結合性試験の問題点克服と、代替法の開発化学物質による皮膚感作の成立過程に着目した、動物を用いない代替試験の開発が進められています。その代表的な方法がペプチド結合性試験。これは、化学物資とタンパク質の結合性を評価し、皮膚感作の発生トリガーの可能性を検出することができますが、疎水性の高い物質の測定が困難であるなど、いくつかの問題点も存在します。そこで本研究では、さまざまな工夫を施しながら、複数の化学物質の皮膚感作性の迅速な測定方法を示すことも目標としています。有海秀人准教授細胞をそそのかすのは誰だ?加齢などによる体内環境の変化が疾患を誘発する機構を研究加齢などによる体内環境の変化が疾患を誘発する機構を研究人体は莫大な数の細胞から成っていますが、細胞は体内の細胞外マトリックス(ECM)を「つかむ」ことで適切に集合し、さまざまな組織を形づくります。このとき細胞は、「ECMの手づかみ」を介して、適切な機能発現に重要な信号を受け取ります。ところがECMは、加齢などの要因でその状態に変化が生ずるため、ときに細胞は異常信号に晒されて調子を崩し、病気の種となります。当研究室では「細胞とECMとの作用状態」を軸に加齢性疾患を見直すことで、さらなる疾患の理解と新規治療法の創生をめざしています。伊豫田拓也准教授
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