山陽小野田市立山口東京理科大学 研究・教員紹介BOOK 2023-2024
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工学部機械工学科工学部  機械工学科#ロボット #AI #ニュートラルネットワーク#地熱発電 #再生可能エネルギーNAGATA, Fusaomi●工学博士■ロボットのインテリジェント 制御と産業応用YUKI, Kazuhisa●博士(工学)■熱流動工学1969年のR仕様したGC10型スカイラインGT。さまざまなカスタムをして楽しんでいます。レール上を左右に移動しながら、テーブル上に置かれた物を見つけては決められた場所に置いてくれるAIロボットを開発しています。ノイズ(誤った値や乱れた値)が含まれたデータの中から、本質的な情報(特徴)を確実に取り出すAIシステムを開発しています。従来の地熱発電では地熱貯留層の熱水を直接取り出し、その蒸気でタービンを回し発電します。温泉水の枯渇などの問題があります。新しい地熱発電では地熱層へ埋めた熱交換器で「熱」のみを取り出すため、温泉水の枯渇の問題がなく地熱ファームを実現できます。研究室のメンバーで小旅行に行くことも。山陽小野田市はスポット満載ですよ!写真は萩の松下村塾です。Department of Mechanical EngineeringFACULTY OF ENGINEERING地熱発電のコアとなる熱交換器に関する研究地熱発電用の熱交換器の開発と、その性能評価を行っています。熱交換器とは、温かい流体から冷たい流体へ熱を移動させる(熱交換させる)機器のことです。流体には水や周囲の空気などが使用されます。地熱発電は、燃料が不要で、半永久的に安定して利用できる再生可能エネルギーです。ただし、大容量発電の実現にはまだまだ課題もあります。それらを克服するひとつのカギとなる、効率の良い熱交換器を研究対象としています。結城和久教授ロボットのさらなる進化ニューラルネットワークを応用した知能機械システムを私たちの身の回りには、さまざまな日用品や工業製品があります。これらの製造過程では、傷、変形、変色などにより不良品が発生してしまうことが多々あります。製品によっては、非常に小さな欠陥も見逃すことはできません。当研究室ではニューラルネットワークと呼ばれるAIを応用し、人の目に代わりそうした欠陥を見つける検査システムと、検査結果に基づき良品と不良品に分類できるような賢いロボットシステムの研究を行っています。永田寅臣教授夢の地熱発電に挑戦工学部機械工学科

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